T.T、東京初展示「T.T I-A 02」開催。イサム・ノグチ作庭の石庭「天国」など
- By HighsnobietyJapan in art
- 2024年12月8日
ブランド:T.T(ティーティー)
T.T(ex. Taiga Takahashi)による展示「T.T I-A 02 遺物の声を聴く 応用考古学の庭」が、12月22日(日)〜29日(日)に東京・草月会館で開催。
京都・祇園に続く「T.T I-A」第2弾として、髙橋が最も影響を受けた芸術家の一人であるイサム・ノグチが作庭した石庭「天国」を主な展示空間とし、髙橋が蒐集した過去の遺物や約300点に及ぶヴィンテージの服飾資料、さらにそれらから着想を得て髙橋が制作した衣服や彫刻作品を公開。
ノグチが表現した抽象的な時間と空間の交錯や自然との調和を、髙橋独自の視点で「応用考古学の庭」として再構築。また、京都・祇園の総合芸術空間「T.T」内にある日本建築における陰翳の美意識を体現した茶室「然美」は草月流とのコラボレーションによって「竹窓の然美」として展開。「然美」は、自然や陰翳の美意識を体現し、過去と現在を結ぶ象徴的な空間。また一方で、草月流は、日本のいけばな文化を現代的に革新し続ける流派として知られ、草月会館はその創造性を象徴する場である。
さらに、草月流三代目家元・勅使河原宏が生み出した、竹による回廊式の異空間から着想を得た空間を作り上げ、立礼式で4品のペアリングコースと共に静寂と調和の体験を観客に提供(11月27日(水)から予約開始)。さらに関連イベントとして、12月24日(火)18:00より、パリを拠点とするサウンド・アーティスト、トモコ・ソヴァージュ(Tomoko Sauvage)によるライブパフォーマンスを1F草月プラザにて開催。音楽というアプローチはT.Tにとって今回が初の試みであり、視覚芸術だけでなく音の次元がブランドの総合芸術に加わる。水の音や陶器の楽器を用いた即興演奏で知られるソヴァージュが奏でる深遠で静謐な音楽は、本展示のテーマと響き合い、観客に特別な体験を提供する。
T.T I-A 02 遺物の声を聴く 応用考古学の庭
会期:12月22日(日)〜29日(日)
開園時間:11:00〜19:00 ※23日(月)と24日(火)は11:00〜16:00、29日(日)は11:00〜15:00(最終入場は閉館30分前)
会場:草月会館