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Where the runway meets the street

ブランド:BURBERRY(バーバリー)

BURBERRYは9月26日(月、現地時間)、2023年春夏コレクションを発表した。

社会の多様性が出会う場所としてイギリスの「ビーチ」に着想を得たコレクションでは、ボディコンシャスなスイムウェアのラインを取り込んだ縦長なシルエットのドレスや、日に焼けたデニム、解体されたトレンチコートなど、メンズ・ウィメンズの新作が並んだ。自身の体を受け入れてさらけ出す人々や若者の解放感、アイデンティティに対するプライドなどを着想源に、若さと経験、親密さと公共性、素朴さと洗練さなどを、チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)の解釈で表現した。

メンズ、ウィメンズともに夏らしいスリーブレスのデザインが多く見られ、ウィメンズはスイムスーツが融合したフルレングスのドレスや、ミニドレスに仕立てたボディスーツ、メンズはトラウザーと組み合わせ、折り込まれたようなウエスト部分のディテールが特徴的なスイムスーツをはじめ、レイヤリングを軸に、刺繍を施したチュールのキャットスーツやフィッシュネットドレスなどが登場した。

メンズウェアは今回、スポーツとテーラリングが共存。ワイドレッグのトラウザーやスウェットシャツなどルーズなストリートスタイルに合わせた精密なテーラリングや、フォルムにひねりを加え再構築したTシャツなど、新たなボディコンシャスを表現。繊細なレースやチュールもあしらい、ビーチの気分を落とし込んだ。

カラーは、バーバリーのヘリテージカラーであるペールベージュのギャバジンや、ダークバーチブラウンをはじめ、海からのソースとして、ディープスレートブルーのデニム、コバルト、明るいオパールブルーなどが差し込まれた。ランジェリーはロータスピンクや、イエロー、ダックエッグブルー、レッドやマリーゴールドでコントラストを効かせた。チャコールグレーとゴシック調のブラックレインボーは、夏の日差しと影のようなコントラスト。

バッグは、様々なレザーとビッグサイズのクリスタルを装飾した新作を展開。ジップポケットと目を引くサーキュラージッププルが特徴的なコンパクトなバッグをはじめ、腕用の浮き輪を模したスタイルも登場。ロゴ入りのフロントポケットを備えたオーバーサイズのトートバッグ「キャサリンバッグ」なども披露。

サマータイムから着想を得たトングサンダルをアレンジしたシューズは、フラットとヒールの2タイプが登場。様々なカラーや素材で展開する。

膨張式のライフベストや浮き具などに用いられるバルブは、シリコンやシルバーのリングで表現。サメの歯のモチーフも、リングやフットウェアジュエリー、イヤリングやサングラスのテンプル部分などにあしらった。ハットとサンバイザーは、レースやレザー、シアーやPVC素材を用いた。

プリントは、ダークバーチブラウンのバーバリーハウスチェックをキーモチーフに、新たな解釈を加えた「馬上の騎士」のデザインなどを落とし込んだ。ポルカドットには鮮やかな色合いを採用し、チェーンボタンの刺繍やパンチングレザーなどで再解釈。ビーチチェアを思わせる幅広のストライプも登場した。

ランウェイでは、ソプラノオペラ歌手のナディーン・シエラ(Nadine Sierra)とロンドン・コンテンポラリー・オーケストラがポール・ミーラー(Paul Mealor)の作品を演奏した。