ケリング、「ファッションと生物多様性」を学べる展覧会を開催
ケリングは、サステナビリティに関する展覧会「Fashion & Biodiversity:ケリングと共に考えるファッションと生物多様性」展を11月26日(金)から3日にわたり開催する。会場は表参道・ケリングビル。
環境問題の解決を大きな課題として自社のサプライチェーン内外で活動を進めてきた同社が、グループや各ブランドの施策を、写真や実際の素材、製品などを使い解説。ラグジュアリーファッションにおける選択肢を提示する。会場を6セクションに分け、来場者は樹木の根や枝を辿るように曲線を描きながら色ごとに分けられた各セクションを進み、身に着ける衣服の原料の採取から店頭に並ぶ最終製品までの環境課題と解決策をケリングと学べる内容だ。
第1セクションでは、ファッションと生物多様性の密接な関係を紹介。服を通じてファッションと自然のつながりへの理解を促し、続く第2セクションでは天然資源の使用、温室効果ガスの排出や廃棄物などの生態系への影響などの課題を示す。
ファッション業界のサプライチェーンは、世界の二酸化炭素排出量の5%を占めるとされ、水の需要が高いことや埋め立て処分される繊維廃棄物、海の汚染などの課題も抱え、同社をはじめ大手グローバルグループが抱える問題は大きいことから、次の3つのセクションでは、同社が提示する「環境損益計算」「生物多様性戦略」「マテリアル・イノベーション・ラボ(MIL)」をはじめ、ブランドの取り組みを、製品や解決策と共に展示、解説する。
最後のセクションでは、温室効果ガス排出の削減や再生可能エネルギーの使用、素材のトレーサビリティーなど、同社のサステナビリティへの取り組みを紹介する。製品の製造に携わる上で、自然環境の修復・再生活動を行うことの重要性を、ボードゲームを通して体感できるワークショップも開催。参加者は4人1組となり、各プレイヤーがファッションブランドの経営者として環境に配慮した素材やCO2排出量などに目を向けながらトレンドを考慮した製品を製造することを目指すゲームだ。
会期:11月26日(金)〜11月28日(日)
開催時間:10:30〜18:00(17時最終入場)
会場:ケリングビル6階
住所:東京都渋谷区神宮前5-1-5
入場無料
事前予約制
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