art

©︎Masahiro Kuwahara

小山登美夫ギャラリーは、20214月に他界したアーティスト、桑原正彦のお別れの会として、展示「桑原正彦 1959-2021」を開催する。

1990年代の後半から一貫して、人間の欲望による環境の変化に着目して制作を続けた桑原。進化、効率、大量生産、加工、洗浄、商品価値を求めるのに伴う破壊、汚染などによる変化を、子供の頃の思い出とともに、動物や風景を通して作品に表している。公害によって汚れた海に現れたアザラシは、そこを新しい生活の場として生き抜き、人々に可愛さをまきちらす。可愛いと思う心も人間の欲。その絶望的で、楽園のような世界が描かれている。

生前桑原と親交のあった人からのメッセージを集めた小冊子も制作された。

桑原正彦 1959-2021
会期:2022年1月6日(木)〜8日(土)
※冬季休廊:2021年12月26日(日)〜2022年1月5日(水)
営業時間:11:00〜19:00
休廊日:日、月、祝休
会場:小山登美夫ギャラリー
住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
入場無料

ご来廊に際して新型コロナウイルス感染予防ご協力をお願いいたします。