LACOSTE、2021年春夏コレクション 世界限定200着のアイテムも
- By HighsnobietyJapan in style
- 2020年11月4日
仏プレミアムカジュアルブランド「LACOSTE(ラコステ)」は、クリエイティブディレクターのルイーズ・トロッター(Louise Trotter)による2021年春夏ウィメンズ・メンズコレクションを発表した。
ベルギーのフォトグラファー、クエンティン・デ・ブリエ(Quentin De Briey)が、パリのストリートでコレクションルックを撮影した。
トロッターはこれまでの経験を基に、内側を外側に、外側を内側に入れ替えることで、ラコステの重要なエンブレムを分解。デッドストックやヴィンテージの要素に新しいクリエーションを融合させてアップサイクルし、パリのスタジオや、仏トロワにあるLACOSTEのアトリエで作られた洋服は、過去の生地や金具に再び光を当てて、人の手の温かみを感じさせるコレクションに仕上げた。
テニスや、ゴルフ、ボクシング、サイクリング、マリンスポーツなどのスポーツをモチーフにしたカジュアルなシルエットを想定し、複雑なセットアップを切り貼りしてパッチワークを製作。ポロシャツをジョギングパンツに、ナイロンのウィンドチーターをテニスショーツとしてアップサイクルし、テニスセーターは粗さを残したハイブリッドな見た目に仕上げた。
そのほか、短くしたプリーツスカートや、クロップド丈のアノラック、袖を落としたパーカーなどリラックスしたスタイルを展開。ポロシャツは、ボックス型の半袖ニットのようにストライプやリブ、フリンジを付けてデザインした。
トロッターは、ブランドロゴの普遍性にも疑問を抱き、何十年にもわたる軌跡を集め、普遍的なシンボルを新しい表現へと変えたという。筆記体のプリントから刺繍、アーカイブの地球儀モチーフ、スクリーンプリントによる「Chemise Lacoste」デザインなどグラフィックがそれぞれの時代のコントラストを際立たせ、モノクロのステートメントを重ね合わせた。
1880年から刺繍や羽細工を専門とする仏「Lemarié’s’(ルマリエ)」とのコラボレーションは、今シーズンのコラージュの精神を表現。世界初の試みとして、Lemarié’s’の「オートクチュール」のノウハウをスポーツアパレル分野に取り入れた。クリームカラーのスウェットシャツやオーバーサイズの白いピケポロシャツには、歴史的なジャカード織を重ねたジオメトリックなワニのアップリケを刺繍。コードネームは「#CrocoCouture(クロコクチュール)」と名付け、12月にLACOSTEのオンラインストアで世界限定200着で発売する。