小川珈琲の旗艦店、桜新町にオープン 炭焼きをコンセプトの料理も
- By HighsnobietyJapan in life
- 2020年6月17日
「小川珈琲」は、旗艦店となる新業態店「OGAWA COFFEE LABORATORY」を8月1日(土)、東京・世田谷区桜新町にオープンする。
コーヒーを「嗜好品でなく、日常にとってかけがえのないものにすること」や、「京都の珈琲職人」としてビジョンを具現化することを目的に開店。出店する桜新町の「昔と変わらない穏やかな暮らしと日常」に添い、コーヒーの味わいの「先」にある体験価値とコミュニティを創造するオープンイノベーションの場を目指す。
クリエイティブディレクターの南貴之のアイデアを、建築デザイナー関祐介がデザイン。建物内中央には、茶室のようなにじり口のある「蔵」(コーヒー豆の貯蔵庫)をシンボルとして配置。周囲に浮造りのカウンターを配置し、ガラス貼りの焙煎室とともに、客席のどこにいても珈琲職人の「所作」が見える空間に仕上げた。和紙を使い左官による仕事で壁面を仕上げ、床材に京都の廃線市電の敷石を使うなど、モダンでありながらも職人の手の痕跡が残るディテールで伝統的な日本の美意識を表現した。
常時21種のコーヒー豆を用意し、1週間おきで入れ替わるトップグレードスペシャルティとして、栽培や精選方法にこだわり生産者とともに作り上げた希少なものや、各国の品評会で買い付けたコーヒーなどをラインアップ。店内でローストするシングルオリジンから、小川珈琲のブレンドまで、JLAC優勝経験を持つ衛藤匠吾をはじめ、トップレベルの技術を持つバリスタが淹れるコーヒーを提供する。
店内には、シェアロースターとして利用可能な店内焙煎機とWBC競技会水準のトレーニングができるステーションを設置。コーヒーを注文すると、それぞれの品種の生産地や味の特徴を記したカードがプレゼントされ、コーヒーに対する知識も深められるという。料理は「シェルシュ」の丸山智博を監修に迎え、コーヒーとのペアリングを重視し、炭焼きをコンセプトにメニューを開発。スペインの「ジョスパーチャコールオーブン」を採用し、朝のトーストからディナーまで炭焼き料理を提供する。
OGAWA COFFEE LABORATORY
住所:東京都世田谷区新町3―23―8エスカリエ桜新町1階
営業時間:7:00〜22:00(ラストオーダー21:30)
オープン:8月1日(土)
※アルコール消毒液を店頭、手洗いなどに設置。スタッフは、体温計測と健康チェック、マスクの着用を行い営業