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Where the runway meets the street

若手気鋭デザイナー林陸也が手掛けるメンズブランド「SUGARHILL(シュガーヒル)」が2020年秋冬の新作ルックビジュアルを公開した。

ニューヨークファッション工科大学(FIT)を修了後、武蔵野美術大学を卒業した林は、在学中に国内外の有名ブランドで経験を積み、2016年にデビュー。ブランド名は、FIT在学中に住んでいた、NYのシュガーヒル地区から取り、ミリタリーやワークをベースにしつつ、無骨さや尖った要素を中性的にリビルドした、上質な仕立てのコレクションを展開する。

今シーズンは「Studded Leather Headlock」をテーマに、クリエイションから私生活に至るまで、林自身のこだわりの在り方をコレクションに投影した。岡山県井原市の老舗機屋「日本綿布」に別注をかけたヘリンボーンヒッコリー生地のオーバーオールや、布帛の産地・藩州の「東藩染工」との合作となるオンブレ生地のダウンジャケット、トレンチ生地のステンカラーコートなど、生産背景へのストイックなこだわりの姿勢がうかがえるアイテムが揃う。

毎シーズン注目を集めるレザーアイテムは、墨田区木下川の工房で製作されたショートウエスタンブルゾンやダブルライダースジャケットをリリース。全て職人と共にデザイナーが一点ずつ手作業で加工し、個々を異なる表情に仕上げた。

ルックブックでは、プレイボーイ、サイケデリック、ミュージックプレイボーイのバンドマンという男性像をキーワードに、夜は酒を飲みレコードを回し、音楽を愛でる――などのストーリーが生える、生活感を表現したロケーションをセット。モデルには注目のユニット「JAN AND NAOMI」のNAOMIを起用。カメラマン岩本幸一郎、スタイリストRIKU OSHIMAなどが、サイケデリックな要素がちりばめられたコレクションを忠実に表現した。

Models:NAOMI
Photography:Koichiro Iwamoto
Styling:Riku Oshima
Set design:Chihiro Matsumoto
Movie:Kaito Sakuma a.k.a batic
Make-up:Katsuyoshi Kojima 
Location:Midori.so