BALLY、山岳環境保全プロジェクトPeak Outlook強化を発表
- By HighsnobietyJapan in life
- 2020年2月4日
「BALLY(バリー)」は、山岳環境保全を行う「Peak Outlook(ピーク アウトルック)」プロジェクトの強化を発表。
昨年春にエベレスト山頂の清掃を目指すクリーンアップ登山隊への支援で始動した同プロジェクト。今年度、段階的な計画に従って取り組みの範囲をより拡大する。それに伴い、明確な目標を持った地域社会主導型の活動を行うためBALLY Peak Outlook財団を設立。気候変動や観光公害による悪影響から、極限環境の防護に貢献する。
CEOのニコラ・ジロットは、「ブランドは目的を持って先頭に立つ必要があります。山岳地帯の生活様式を原点とするBALLYでは、ブランドと山との強い絆を、観光公害や地球温暖化が極限環境に及ぼす影響について、人々の認識を高めることに役立てたいと考えています。昨年、Peak Outlook清掃プロジェクトをエベレストで始動しましたが、今年は、同プロジェクトのプログラムを拡大し、専用の財団を設立して強化を図ることを決定しました。これにより、私達の力と資源を世界中で、山の景観を守るために活動する地域住民の支援のために役立てることが可能となります。この長期的なミッションはまだ始まったばかりです」とコメント。
テンジン・ノルゲイ財団への支援は、今後も継続。1953年、エドモンド・ヒラリー卿とともに人類初のエベレスト登頂を果たしたテンジン・ノルゲイの息子ジャム・テンジン・ノルゲイをスイス・ティチーノで開催するパネルディスカッションに招待し、山での生活、シェルパ文化、持続可能な慣習についての見識を語り合う予定だ。
2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、スポーツクライミングが正式種目となることを祝し、富士山の到達困難な高度エリアにおける清掃登山活動を支援。この試みにはダワ・スティーブン・シェルパも参加。日本の富士山クラブとの協力のもと、「姉妹山」との相乗効果を生み出すことで危機に瀕する世界中の山々の環境美化に挑むという。
さらに、本拠地であるヨーロッパで全社的な従業員エンゲージメントプログラムを始動。ワールド・ネイチャー・フォーラムと協力のもと、スイスのユングフラウ・アレッチの清掃活動を実施する。これに先立ちBALLYは、国際山岳連盟(UIAA)との間に2年間の正式な提携協定を締結。世界的なネットワークを通してUIAAによる山岳環境保護活動へ積極的な支援を行い、年一度発表される「マウンテン・プロテクション・アワード」(2020-2021)の協賛企業に就任する。
サステナブルなカプセルコレクションに追加するため、新たな製品も開発。純利益の全てを今後のプロジェクト活動資金に当てる見通しだ。