ジャスティン・ビーバーとライアン・グッドによる「drew house」日本初上陸
ポップカルチャーならではの匂いがする。それは単純で薄っぺらい、金のなる木という意味ではない。それは「夢」であり、根源的に楽しむことをあらゆる人に許すエンタテインメント性だ。
ポップアイコンであるジャスティン・ビーバーの発案により、ジャスティンやアッシャーなどのスタイリングを手掛けてきたスタイリスト、ライアン・グッドを迎え入れて2018年にスタートしたブランド「drew house」が、今回ブランド初となる東京上陸を果たす。来日中のライアンに話を聞いた。
——「drew house」が始まったきっかけは?
ジャスティンが何か始めたいというところから、ありがたいことに僕に声がかかり、彼のアイデアの一部を任せてもらえることになった。僕たちにとって「drew」は「みんな」を意味する。みんながいる場所、コミュニティのメタファーでもあるんだ。
——ブランドのヴィジョン、またはブランドがもたらすメッセージとは?
drew houseは原点であり、居場所。実在するものであり、比喩的なものでもある。そこでは誰もが歓迎され、愛を感じられるところ。
——シンプルでユーモアあふれるデザインですね。特に思い入れのあるディテールやこだわりはありますか?
僕たちの身近にあるものから刺激を受けることが多い。その物語が展開していくにつれて、house of drewの身近にあるものや近所にいる動物でさえもクリエイティビティやコンセプト、想いが見えてくるはず。
——グッドさんのブランドでの役割とは? 制作過程について教えてください。
僕はクリエイティブディレクターだけど、ふたりでクリエイティブに向かい合う。とにかく僕たちの好きなもの、着たいものを作っていくことや僕たちを刺激する物語を伝えていくことが何より楽しいんだ。それが誰かをワクワクさせて、幸せにできたらと思っている。
単純に僕たちが伝えるべきと思ったことを物語にすることが大切だと思っている。愛や喜びを感じてもらうこと、これに尽きるね。
——ファッション業界では、ストリートウェアやテックウェア、ストリートラグジュアリーとカテゴライズするのが大好きですが、drew houseはどこに属するのでしょうか?
物語、居場所、みんながいる場所というメタファー、願い。誰もが感じる普遍的なもの。
——2018年にブランドが立ち上がって、今回の東京で4回目のポップアップとなります。東京や日本は個人的に、ブランド的にどんな想いがありますか?
東京は最高。僕たちは日本の人やカルチャーはずっと大好きだったから。日本人や日本のファッションに刺激された部分もあって、それが僕たちにとって大切であること、そして僕たちの「drew house」という物語を共有したいと思っていたんだ。
——東京の後、ブランドの今後の予定は?
東京に行くことが重要だったから次のことはまだ考えられていないけど、どこかには必ず。
渋谷で開催される本ポップアップストアはサンフェルナンドバリーの彼らの「ハウス」を忠実に再現し、drew house の世界観を楽しめる仕掛けを用意。秋冬コレクションの新作に加えて、ポップアップ限定のアイテムもリリース。
drew house Tokyo Pop Up
会期:11月17日(木)〜11月20日(日)
時間:11:00 〜 19:00
場所:東京都渋谷区神宮前5-29-1
- Interview: Yuki Uenaka