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Where the runway meets the street

ブランド:BURBERRY(バーバリー)

BURBERRYは3月11日(金)、2022年秋冬コレクションを発表した。

ロンドン中心部にあるセントラルホールウエストミンスター内の劇場を会場に、2年ぶりのショー形式で発表されたコレクションのテーマは「英国らしさ」。

チーフ・クリエイティブ・オフィサーのリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)はロンドンについて、「夢が詰まった場所であり、受け継がれてきた伝統の上に成り立っている首都であり、多様なコミュニティや限りない可能性を追求して限界を越えるアティチュードが一体化する場所」と語り、「素晴らしい過去を称えつつ未来を見据える、英国ならではの形のない本質を具現化しました」と英国らしさをテーマに据えた意図を明かす。

ショーでは、英国のアイデンティティをなす「多様な観点」や「二面性」を追求。式典やパンクカルチャーなどを対比させ、先進的で冒険心あるルックを完成させた。ウィメンズ、メンズウェアともに、新たな素材やシルエットなど遊び心あるツイストを加え、ブランドの歴史やハウスコードを再構築。秋らしいカラーに、英国カントリーサイドのイブニングウェアから着想を得たクリスタルをちりばめた。馬上の騎士のデザインやオークリーフ(オークの葉)クレストなど、BURBERRYのアイコンをリバイバル。トレンチコートにも革新的な解釈を取り入れた。

メンズでは、アウターウェアを再解釈し、英国のサブカルチャーユニフォームから着想したアビエータージャケットやカーコート、ボマージャケットを、リブニットやシアリング、フェイクファー素材のパネルをあしらったオフショルダーデザインに再構築。コットンギャバジン製のトレンチコートや、ダークアンバーのレザートレンチコートなどのクラシックなスタイルには、主張のあるフーディを組み合わせた。

ダークアンバーや赤いウール素材のフード付きダッフルコートは、誇張したレザーストラップとトリミングのディテールが特徴的。チャコールメランジのコットンカーコートやワックス加工のコットンジャケット、ダイアモンドキルティングのフィールドジャケットは、構築的なスリーブとウエスト部分がくびれたモダンなデザインのシルエットに落とし込んだ。

コルセットディテールを取り入れたハイウエストなテーラードトラウザーは、ラグビーストライプのポロシャツやコットンポプリンシャツの上にレイヤードさせて登場。フロアレングスのスカートは、ダイアモンドキルティングやレザー、ワックスコットンなどの素材や、光沢あるロゴボタンをあしらい再構築したトレンチコートバージョンがお目見え。ベージュやバーチブラウンチェックのフーデッドシャツをフィーチャーしたテーラリングは、ドレープがかったチェックのパネルをあしらった黒のウールトラウザーに合わせたほか、チェーンリンクの装飾は、ウールカシミアセーターをはじめジャケットのカフ部分にボタン代わりにあしらった。

馬上の騎士デザインやオークリーフクレストも復活。中綿入りナイロンのオーバーシャツやチェックシャツ、コットンスウェットシャツの刺繍や、スカートのプリントに採用した。

バッグは、エンボス加工のカーフレザーやナッパレザー、ナイロン素材で製作し、フェイクの時計ディテールをストラップにあしらいアップデートしたクロスボディバッグや、象徴的な英国のパッケージに着想を得たトロンプイユプリントのレザーポーチなどが登場。

シューズは、フルレザーのアッパーに、同色またはマルチカラーのシューレース装飾をあしらった「Arthur Sneaker」を、ハイキングとスケーターの影響を受けたものや、ダークバーチブラウンチェック織りで表現したものなど、様々なデザインと色で展開。

なお、環境に悪影響を与える要素の削減に取り組むBURBERRYは、同コレクションでカーボンニュートラルの認定を獲得。二酸化炭素排出量を相殺する。