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Where the runway meets the street

ブランド:GUCCI(グッチ)

GUCCIは9月23日(金、現地時間)、最新コレクション「GUCCI TWINSBURG」をミラノで発表した。

「私は2人の母、エラルダとジュリアナに育てられました」と話すクリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)は今回、双子である母親から着想を得た。双子の存在を「異なる個性が絆で結ばれる、同一でありながら異質であるもの同士の素晴らしい関係」と捉え、双子が生まれながらにして持つ特有の感覚や思考を称賛。「もう1人の存在を通して人生を理解した私の双子のママたちへ」とのメッセージを込めたコレクションを披露した。

ショーでは一卵性の双子を起用。テーラードスーツのルックでは、カットアウトされたガーターなど意外なアイテムとの組み合わせを提案したスタイルや、1990年代のロゴをあしらったベルトでウエストをシェイプしたスタイル、ミックス&マッチのプロポーションなどが見られた。

1990年代が着想源となったミニマルなエッセンシャルスーツやレザーのストリングス、「アニマリエ」パターンや光沢のあるテクスチャーも目を引き、ドラマチックなアシンメトリーのドレスがランウェイを彩った。チャイニーズの要素を落とし込んだエキゾチックなモチーフや刺繍、リバティプリントも登場したほか、ドレスやアクセサリーの一部には1980年代のキャラクター「グレムリン」が顔をのぞかせた。

乗馬の世界観を表した、1981年のアイテムを再解釈したバッグや、クリスタルでカバーしたテディベアのアクセサリーも。ジャケットは、ツイードにパイピングを施したルックなどが登場。メタリックやイブニングファブリックを用い、スポーツウェアにグラマラスな要素を加えたスタイルも多く披露した。

LGBTQ+の支援団体「FUORI!!!」のテキストをデザインしたルックにも重要なメッセージを込めた。