life
Life beyond style

※本記事は2022年9月に発売したHIGHSNOBIETY JAPAN ISSUE09+特別小冊子に掲載された内容です。

NCT、NCT 127のメンバーとして、韓国を拠点に、世界中で活躍する悠太。彼が今回身にまとったのは、LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)の2022年秋冬コレクション。

NCT 127の日本ドームツアーをきっかけに来日した彼が東京ドーム公演の感想や、グローバルに活躍するアーティストとしての展望などを語る姿は、とても自然体。彼の魅力を紐解くインタビューとなった。

 

——本日の撮影はいかがでしたか?

どのルックも楽しかったですね。最初に撮影した花柄のスウェットも印象的でしたし、白いブルゾンもカッコよかったですね。

——着るだけで気分は変わりましたか?

全然違いますね。どのルックも雰囲気が違いましたし、髪型もバリエーションを全て変えたので、どれも新鮮な気持ちで撮影ができました。さらに、こんなに照明を使わず、自然体でメイクもほぼせずに撮影する機会が初めてだったので、すごく楽しかったです。もちろん、世界観のある作り込んだヘアメイクも好きですが、ナチュラルなものも違った魅力があっていいですよね。

——このなかで購入するとしたらどれを選びますか?

やっぱり白のブルゾンと花柄のスウェットですね。花柄のはダンスをするときに良さそうですし、いい感じに目立つと思います(笑)。

——今年の夏、LOUIS VUITTONの撮影をストリートで行われたそうですが、いかがでしたか?

すごく新鮮でしたし、何より天気が良かったんですよ。代々木公園の前で撮影をしたんですが、これまでそういった撮影をしたことがなかったのですごく楽しかったです。きっと、新しい姿を見てもらえると思います。

——実際に着て、東京の街を歩いた感想はいかがでしたか?

スニーカーから何でもそうなんですが、かなり細部まで作り込まれているんですよ。それに、全てのものに歴史や想いが込められているので、それを自分でも着て、履くことで、新たな僕の思い出が埋め込まれていくんです。それもすごく素敵ですよね。そのプラスになっていく感覚が、すごくよかったです。

——本日履いたスニーカーの裏側も作り込まれたかわいいデザインでしたよね。

ディテールがすごいですよね。「こんなところにもLOUIS VUITTONのモチーフが入っているんだ」って何度も思いました。より繊細に作り込まれていることに驚きました。足の裏側を地面に当てるのがもったいないくらいで(笑)。しかも、少しだけサイドに水色が入っていたりと、差し色の使い方もクールなんです。普段、プライベートで黒い服ばかり着てしまうので、靴に差し色が入っているとすごく助かります。

——悠太さんとLOUIS VUITTONとの思い出を教えてください。

僕はLOUIS VUITTONとお仕事をさせてもらう前から、LOUIS VUITTONのボストンバッグを使っていたんです。使い込めば使い込むほど、味が出てくるので気に入っているんですよね。僕自信、新しいものをすぐに買うのではなくて、ひとつのものを大事に使ったり、ヴィンテージ感があるものが好きなので、これからも大事に使っていきたいですね。今も、旅行する時のパートナーとして活躍しています。

実は、最近新しいボストンバッグを愛用しているんです。今回日本に来ているときはそれを使わせていただいいたんですが、ワッペンがデザインされていてとってもかわいいんです。ちょうどいい大きさで、バッグひとつでどこでも行けるのですごく気に入っています。これもずっと大事に使っていきたいですね。

——LOUIS VUITTONのファッションをまとうと、どんな気持ちになりますか?

やはり全てにおいて作り込まれているので、着るだけで背筋が伸びるような気がします。ファッションでマインドが少しずつ変わっていくのってすごく素敵ですよね。だからこそ、僕自信もLOUIS VUITTONに見合った人間になりたいなとも思ってます。最終的には……髭が似合うダンディな男性になりたいんです(笑)。その願望が大きいんです。なので、LOUIS VUITTONのスーツをビシッと着こなせる人になりたいですね。

——普段のファッションではどんなことを大事にしていますか?

僕たちはかなり激しいダンスをするので、ファッションを選ぶときに、「動きやすいこと」が第一条件になるんです。さらに身体のラインもキレイに見えた方が、動いたときにカッコよく見えるので、シルエットがキレイに見える洋服を選ぶようにしています。あとは、ニット帽が好きなんですよ。

——帽子自体が好きなんですか?

そうですね。どんなファッションでも、帽子ひとつあると締まる気がするんです。動いているときも、帽子をかぶっているだけでスタイリッシュに見えるし、それが習慣になっているので、帽子を被らないと自分の中で「締まらないな」と思ってしまうんです。あと、ワンポイントでアクセサリーは必ずつけるようにしています。

——特にお気にりのアクセサリーを教えて下さい。

いつもネックレスと指輪、ピアスをしています。

——映画『HiGH&LOW THE WORST X』で共演していた俳優・三山凌輝さんに、ピンキーリングをプレゼントしたとSNSにアップされていましたよね。

そうなんです。凌輝が僕のことをずっと好いてくれているんですよ。先日、日本で久しぶりに再会したんですが、その日は偶然にも凌輝の誕生日だったんです。それを知ったので、一緒に買い物に行ってプレゼントをしたんです。

そしたら、「ヒョン(韓国でお兄さんの意味)とお揃いがいい」と言うので、お揃いであのピンキーリングを買いました。その後、本当に嬉しそうに自分のSNSにアップしていて。そういう、素直なところがかわいいなって思いましたね(笑)。

——直接的に愛情を表現されるのが好きなタイプですか?

いや、あまりガツガツ来られるのは好きじゃないんですよ。でも凌輝はその距離感がすごく上手いんです。きっと彼は誰からも好かれるだろうなって思いましたね。

——家ではどんなファッションで過ごしていますか?

家ではタンクトップですね。その姿だと、気持ちがリセットできるんです。

——それは昔からですか?

はい。まぁ、ただ単純に暑がりなんですよね。なので、タンクトップは何枚も持っています。部屋ではタンクトップ一枚に、パンツを合わせて着ているんですが、寝る前までネックレスなどのアクセサリーは外さないんです。

——寝るときだけ外すんですか?

そうなんです。歯を磨いているときも、どんなときもカッコよくありたいんですよ。なので、常にアクセサリーはつけるようにしています。

——いいマインドセットですね。

大事ですよね。1個気を抜いてしまうと、そこからガラガラと崩れてしまうので、いつもカッコよくいられるように工夫しています。

——そのマインドになったのはいつ頃からですか?

ずっと昔からですね。僕は小学生の時に誰よりも先にヘアワックスをつけていたんですよ(笑)。ランドセルも、珍しい色の緑を選んでいたんです。

——常に人と違うことをしたいタイプだったんですね。

そうですね。ちょっとクセを付けたいと思っていたんです。今の時代に、マスクもすごく大事だと思っていて。顔の形が一番キレイに見えるものを選ぶようにしています。常に見せ方、見え方にこだわることを大事にしていますね。

——疲れることはないですか?

疲れないですね。それが楽しいんですよ。誰に似たのかな…(笑)。

——ご両親ですか?

それが、父も母も美容やファッションには無頓着なタイプなんです(笑)。

——あはは。昔から憧れていた人はいたんですか?

小さな頃から、木村拓哉さんのことをずっとカッコいいなって思っていたんです。年齢を重ねた今も、すごくカッコいいですよね。いまはジェンダーレスでフェミニンな男性も多いですし、それももちろんいいなって思うんですが、僕は木村さんのようにダンディーなカッコよさに憧れています。

——今お話を聞いているとものすごくストイックな方なのかなと思うのですが、ご自身でもそう思いますか?

う〜ん…。体調管理に関してはすごくしっかりやるタイプですね。朝起きるのも、早いですし。何より、出発する1時間前に起きないとイヤなんですよ。仕事で早朝の5時起きだとしても、4時には起きるようにしてます。

——起きてから家を出るまでは何をされているんですか?

まず、ジャズをかけてコーヒーを飲んでいます。そこで気持ちを整えるのを習慣にしています。急いでバッと家を出ることがイヤなんですよね。たとえ、仕事でヘアメイクさんに整えてもらうことが分かっていても、寝癖をつけたまま家を出ることが許せないんです。

あと、基本的には余裕を持ちたいんですよ。なので、急に何かを振られることは得意ではないかもしれないですね。ある程度準備したなかで、そこから少しずつ出していくのは得意ですが、「じゃあ、やってください」と言われると、弱いんですよ。そこは自分でももうちょっと鍛えなくちゃいけないところだなって思っています。

——基本的に、準備をして、万全なものを見せたいというタイプなんですね。

そうじゃないと、不安じゃないですか。

——となると、あまり無茶ぶりはしない方が良い?

冷や汗をかきます(笑)。

——メンバーからの無茶ぶりは大丈夫ですか?

そうですね。あそこまでの信頼関係を築けているのなら、「まぁいいか」と切り替えることができます(笑)。基本的に、人間関係は狭く深くのタイプなんですよね。いざ仲良くなると、まだ見せていない顔を見せるタイプかもしれないですよね。

——悠太さんが心を許せるのはどんなタイプの人ですか?

メンバーには、全員心を許しています。これまで、いろんなこともあったし、僕の泣いているところも見ているんです。こんなに全部見せたのって家族やメンバーぐらいなのかなって思うんですよ。このメンバーでやってきて良かったなって思いますし、今回の東京ドーム公演を経験して、より絆が深くなりました。

——同じ日本人メンバーであるショウタロウさんが、悠太さんにとっても懐いているイメージがあるのですが…。

懐いてくれています(笑)。彼はいつも笑ってくれるんですよ。僕たちのチームもそうなんですが、そういう人がひとりいるだけで、チームの雰囲気も良くなるし、チームも成り立つんです。ショウタロウといるといつも笑顔になれるので、すごく大切な存在です。あと、よく一緒にゲームをするんですが、彼はすごく負けず嫌いなんですよ。

——いつもどちらが勝つんですか?

僕です(笑)。でも、僕も弱いんですよ?ただ、彼がヘタすぎるんです(笑)。世界ランキングに比べたら本当に弱すぎるんですが、メンバー5人くらいで一緒にやって、その小さな世界の中でランキングを競っています(笑)。

——ずっと目標にしていた東京ドームのステージに立ったときの心境はいかがでしたか?

感謝の気持ちの方が大きかったですね。ステージに立ったときに、こんなにもたくさんの方が僕たちのことを好きでいてくれていて、ペンライトを一生懸命振ってくれてると思うと、本当に嬉しくて!それに、ライブ中は、いつも支えてくれてるマネージャーさんや音響さん、一緒に作ってくれるスタッフの皆さんが、イヤモニ経由で「最後の曲だから頑張って」って声をかけてくれるんです。その言葉を聞くと、裏方の皆さんが僕たちのためにこんなに頑張ってくれるって本当にありがたいなって思ったんです。もちろん、これまでも感謝の気持ちを忘れたことはないですが、それ以上にもっと大事にしないといけないんだよなって思いました。僕自身も忙しかったり、イヤことがあると、どうしても顔に出てしまうことがあるんですが、それはみんな一緒ですし、さらに見えないところで頑張ってくれている人たちや、ファンのみなさんのことを思うと、心から感謝の気持ちが膨れ上がってきたんです。

——初日には涙も流されていましたよね。どんな心境だったのでしょうか。

実はその日、母が来てくれたんですよ。

——嬉しいですね。

すごく嬉しかったです。両親って、いつも僕のことを見送る側だから、泣いていることが多いんです。でも、今回はその泣いている姿が違うように見えてグッときたし、いろんなことがあったからこそ、これまでのグループの歴史を思い出しました。日本だと、ホールから始まって、アリーナでツアーをして、皆さんのおかげでドームまでやってきました。その途中でメンバーとケンカもしたり(笑)。正直、日本に帰りたいと思った瞬間もあるんです。

——それはどうして思いとどまることができたんですか?

「もったいない」 って思ったんですよね。この1回の行動が、今までやってきた自分に対して嘘をつくことになるし、いろんなことに耐えてやってきたのに、ここで終わらせていいのかって思ったんです。あとは、母のひと言が大きかったですね。

——なんで言ってもらったのでしょうか。

「いつでも帰っておいで」って言ってくれたんです。それが、僕には「頑張れ」って聞こえたんです。もちろん、今は本当に心から楽しいんです。これからも気持ちが落ち込んだりすることもあると思うんですが、それでも今、こうやって楽しい気持ちになったように、また上がっていくんじゃないかなって思いました。

——気持ちが下がるたびに、ちゃんと自分が本当にやりたいことなのか、これが正解なのかを確認しているから、そう思えるんでしょうね。

そうですね。そこで不正解だって思ったことはないんです。歌を歌って、ダンスをして、みんなの前に立つことは大好きですし、今回のように写真を撮られるのも好きですし、オシャレをするのも大好きなんです。きっと、この気持ちは変わらないと思います。

——それにしても、ドームに立つアーティストになるのはひと握りだからこそ、改めて見えたものがあったのではないでしょうか。

ここで止まりたくないと思いました。これまで東京ドームに立つことがひとつの目標でしたが、それは通過点であり、これからもっともっと大きな夢をファンの皆さんと分かち合いたいし、自分自身もメンバーと一緒に見てみたいんです。今まで一緒にやってきたスタッフの皆さんをはじめ、たくさんの方と、新たなステージに行きたいですね。

——東京ドーム公演の2日目には、「シズニのみんなに包まれている気がして安心して笑顔がこみ上げてしまった」と言っていましたね。

みんなが太陽に見えたんですよ。ステージにひとつ大きな照明が当たっているんですが、それと相まってすごく素敵に見えたんです。そこで思わず笑顔になってしまって。

——それは初めての感覚ですか?

はい。僕は演出家の仲宗根梨乃さんにものすごく影響を受けているんです。梨乃さんは、動くことひとつに「なぜ動いているのか」「呼吸はなぜしているのか」「なぜ今目を閉じたのか」という、ひとつひとつの行動を深掘りすることを大事にしているんです。そこを僕たちは今まであまり意識していなくて、それよりも揃えることに集中していたんですよね。でも、ソロをやったときに、そう思うことを大事にパフォーマンスをしていたら、さらにレベルが上がった感覚があったんです。

梨乃さんは自分をアーティスティックに響かせてくれたうちのひとりなんです。きっと、梨乃さんとお会いしなかったら、そういうところで笑ったりすることはなかったと思うんですよ。

——感情を出すよりも、ダンスに集中するからですか?

そうですね。そういうことができるまで何度も話し合いをしましたし。そこでだんだんと自分自身で動けるようになってきたんです。本当は、自分の感情を爆発させるのが怖いんですよ。でも、最近になってその殻にヒビがはいってきたように感じているんです。きっと、これからはなんだってできるんじゃないかなって思うようになりました。

——ある意味、ターニングポイントとなった瞬間だったのかもしれないですね。

そうですね。そう考えると、梨乃さんと仕事をさせてもらったことは、本当にありがたかったですね。固定概念がなくなって、「こうあってもいいんじゃないか」と思うことができたんです。

——梨乃さん、すごく素敵な方ですよね。

そうなんですよ。熱血先生ともまた違って、否定せずに、「君のままで今の最大限を導くにはどうしたらいいか」と解決方法に促してくれるんです。個性を消すことなく導いてくれるんですよね。

——プライベートで自分を本当にリセットできる瞬間はどんなときですか?

半身浴をしているときですね。今回、日本には1カ月近く滞在しているんですが、コンサートの日以外は毎日半身浴をしています。一日の疲れを癒すこの瞬間は、かなりリラックスができます。

——どのくらいの時間入るんですか?

30分以上は入りたいですね。最近は「KITOWA(樹と環)」という日本のヒノキの香りなどを使っているブランドの入浴剤を使っています。もともとこのブランドの香水をつけていたんですよ。海外の香水はたくさんあるけど、日本から発信している香りって、少ないからこそ、そこから海外に向けて展開していくスタンスが自分と重なって、魅力的だなって思ったんです。次に日本に行ったときに絶対買おうと思っていたので、お店に行ったら、入浴剤もあったので、試しに買ってみたんです。そしたらすごくいい香りがして、気に入っています。

——韓国にも持ち帰りますか?

韓国は日本ほど湯船につかる文化がないので、入浴剤も普段あまり使わないんです。なので、日本にいる間にたくさんお風呂に入りたいですね。本当なら3滴入れればいいんですが、いまは5滴入れています(笑)。

——NCTとして活動しているなかで、リラックスできるのはどんなときですか?

仕事のことを考えていないときですね。これは経験から導き出した僕のノウハウでもあるんですが、僕はデビュー当時、すごく肩に力が入るタイプだったんです。常に仕事のことを考えて「こうした方が良いかな」「ああした方が良いかな」って考えていて、余計に力が入ってしまい、空回りをしちゃう時期があったんです。でも一度冷静に周りを見てみたら、メンバーは意外と作り込みすぎていなくて、すごく自然体だったんです。ステージもそのほうがリラックスできているんですよね。それもあって、緊張したときこそ、別の音楽を聴いたりしています。今は肩の力が抜けて、すごくリラックスできるようになりました。

 

——そういう隙間って大事ですよね。

本当にそう思います。

——力み過ぎていたその当時から、変わらない価値観はどんなことですか?

自分らしさです。例えばヘアスタイルに関しても、自分を貫いています。僕はロックが好きで、ロックなファッションも好きなんです。でも僕たちは活動ごとにコンセプトがあるので、そのような衣装を着る機会があまりなくて。なので、ネックレスをつけるとか、折り合いをつけつつ、そのコンセプトと自分が好きなジャンルを組み合わせることも楽しんでいます。

——自分を表現するためには譲れないことなのかもしれないですね。

そうですね。コンセプトはもちろん大事なんですが、プレイヤーが表に立ったときに、自信がないことほど悲しいことってないと思うんです。なので、話し合いや折り合いをすごく大事にしていて、自分のスパイスを出せるようにしています。

——それが言えるようになってから、だいぶ変わってきたのではないですか?

そうですね。無理して笑うこともなくなりました。一時期、コミュニケーションに悩んで、『嫌われる勇気』のような本をたくさん読んだことがあったんですよ。でもその結果、みんなが自分のことを好きなわけではないから、自分を好いてくれる人を大切にしようと思うようになりました。それからは、ものすごく生きやすくなりました。

——YUTAさんは一人で韓国に行ったこと自体がものすごく大きな挑戦だったと思うのですが、振り返ってみていかがですか?

当時はそこまで大きく考えていなかったんですよね。客観的に、僕ではない人が、同じようなことをしていたら「すごいな」って思うかもしれないですが、当時の自分はとにかく韓国に行きたかったですし、そこに迷いはなかったんです。大きな決断と言えばそうなんですが、そこまで深く考えていなくて。「行ったれ!」という気持ちでした(笑)。

——今も「とにかくやってみよう」というマインドは同じですか?

新しいことをするのは好きですね。なので、今回の撮影もめちゃめちゃ楽しかったです。

——新しいことに対しての恐怖心はないですか?

ありますが、楽しむのがいいと思っていて。最近は、自分のコンセプトに、「楽しむ」 ということを追加しました。

 

——今プライベートでやってみたいことはありますか?

ロッククライミングをやってみたいですね。もともと身体を動かすことが好きで、ジムにもよく行くんですが、ロッククライミングはまだしたことがないので挑戦してみたいですね。あとは、ベアブリックを集めてみたいんです。友達が集めているのを見ていたら、興味が湧いてきたんですよ。でも、ものすごい数があるので、躊躇しています(笑)。

——お部屋のインテリアはどんな感じですか?

シンプルですね。あまり荷物が多いのが好きではないので、家にもあまり物がないんです。最近は間接照明にも興味があるんですよ。オシャレな部屋にしてみたいですね。

——さて、今回は久しぶりの来日となりましたが、次はどんなところに行きたいですか?

アメリカに行きたいですね。以前、ワールドツアーをさせていただいたときに、すごく楽しかったんですよ。やっぱり、僕たちが一番楽しいのはコンサートをしているときなんです。なので、いろんな国のファンのところに行ってコンサートがしたいですね。

——久しぶりに日本に来てみていかがでしたか?

やっぱり、落ち着きますね。僕は大阪出身なんですが、地元に似ている住宅街などに行くと、すごく落ち着くんですよ。あと、自転車に乗っている人を見ると、「日本に帰ってきたな~!」って思います(笑)。ソウルは坂が多いので自転車は大変なんですよ。

——そうなんですね。移動はどうするんですか?

最近は電動のキックボードが多いですね。街中いたるところにあるので、それを借りて走っています。タクシーだと混む道も、キックボードだとすんなり進めるので僕もよく愛用しているんですよ。

——もしかして韓国ではキックボードで駆け抜ける悠太さんと遭遇するかもしれない?

ありますね。涼しい顔して運転していると思います(笑)。

——次に日本に来るときは、どんなことをしてみたいですか?

日本のテレビ番組に出演したいですね。僕、千鳥のノブさんが本当に好きなんですよ。あのツッコミ、最高ですよね。すぐ横でツッコんでいるところを見たいです(笑)。

——千鳥が好きなんですか?

大好きです。最近は「チャンスの時間」の「愛王」 にハマっていて、ずっと見ています(笑)。

——そうだったんですね!

はい。あとは、温泉に行きたいですね。僕、16歳で韓国に行ったので、あまり日本で遊んでいないんですよ。青春っぽいことをしていないので、やってみたいですね。

——悠太さんにとって、青春とは……?

それが分からないんですよ(笑)。練習ばかりしていたので。でも、ある意味それも青春なのかもしれないですけどね。

——今まで、パフォーマンスや歌でメッセージを届けてきましたが、今後はどんなメッセージを届けていきたいですか?

そこは変わらないですね。僕は不器用ですし、伝え方を間違うこともあるし、態度も誤解されることがあると思うんです。でもその不器用な自分が思ったことを、正直に歌詞に書いていきたいですね。嘘だけは書きたくないんですよ。

 

——その芯は大事にしていきたいと。

はい。あとは、みんなが元気になれるような曲も作っていけたらいいなと思っています。

——それは普段から元気をもらっているから思うことですか?

そうですね。自分はもらったものをしっかりと返していきたいし、届けてあげたいんです。基本的に尽くすタイプなので、皆さんにこれからも感謝と元気を届けていけたらいいなと思っています。

 

【書誌情報】
タイトル:HIGHSNOBIETY JAPAN ISSUE09+(NCT 127 YUTA特別小冊子付き)
発売日: 2022年9月30日(金)
価格:1,980円(税込)
仕様:A4 変形版
※NCT 127 YUTAは付録・特別小冊子の表紙となり、本誌の表紙ではございません。

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