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From the ground up

©Louis Vuitton Malletier

ブランド:LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)

LOUIS VUITTON初となるユニセックスのスニーカー「チャーリー」が11月中旬、発売予定だ。リサイクル素材やバイオ素材を90%使ったエコデザインが特徴で、34〜47(USサイズでは 3〜13)のサイズ展開。ロートップとハイトップの2つのシルエットのモデルをそろえる。

スタジオでのスケッチから、北イタリアのフィエッソ・ダルティコにあるメゾンのシューズアトリエでの作業まで、機動性・快適性・高品質に加え環境責任の観点を随所に取り入れた。重量の50%を占めるソールは、しなやかさと衝撃吸収性を保ちながら、リサイクルラバーを94%以上使用。アッパーは、リサイクルポリエステルと、トウモロコシを原料とするプラスチック「バイオポリオーリ(Biopolioli)」の層を重ね、グレイン加工を施した滑らかな合成素材で構成する。

©Louis Vuitton Malletier

シューレースも100%リサイクル素材を使用し、タンパッチにもナイロン廃棄物から繰り返しリサイクル可能な100%リサイクル再生ナイロン「ECONYL®(エコニール)」を採用した。スニーカーの背面とメゾンのシグネチャーもエコニール素材だ。インサイドソールとライニングにはそれぞれ、リサイクルポリウレタンとリサイクルポリエステルを使っている。

従来のパッケージも一新する。「チャーリー」を包むフェルトには、FSC®(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)の認証を受けた再生可能木材資源を原料とするブランド繊維「テンセル™」を採用。100%リサイクル厚紙でできたシューズボックスもテンセル™を採用したハンドル付きのバッグにする。2つのサイズ展開で、計約70%の材料の節約を実現したかたちだ。植物由来インクやシューズボックスの内装のクラフト原紙の採用も、パッケージの環境負荷最小化につなげている。

©Louis Vuitton Malletier

LIFE360(LVMH環境イニシアチブ)計画に沿ったメゾンの持続可能な開発ポリシー「ルイ・ヴィトンの終わらぬ旅」では、素材の持続的供給や気候変動への取り組みなど天然資源を保護に加え、積極的に社会に影響を与えることを目指す。