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Where the runway meets the street

©︎OMEGA, SWATCH

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ブランド:OMEGA(オメガ)× Swatch(スウォッチ)

OMEGAとSwatchは本当の意味で、銀河系ウォッチをつくり出した。このコラボウォッチ「Speedmaster MoonSwatch」は、現代の時計市場における先駆けと呼ぶにふさわしい。

時計のコラボレーションは、よくあることだ。Audemars Piguet × Marvel、TAG Heuer × NintendoやBulgari × MB&Fなど、昨年の例を挙げればきりがない。しかし、2つのスイスの大手時計ブランドによる協働は、adidas×Gucci、Yeezy GAP Engineered by BalenciagaやFendaceのようなファッション業界に出回る巨大なスケールのコラボレーションと張り合うほどだ。

Swatchグループの傘下にあるSwatchとOMEGAはどちらも、時計のレガシーを語るに足るパートナーだ。

©︎OMEGA, SWATCH
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クォーツ危機で甚だ有名な1980年代初期、Swatchは急降下し、スイスのウォッチメイキングは宙ぶらりんの状態になった。一方で、OMEGAは「Speedmaster」を生み、1962年の宇宙飛行士ウォルター・シラー(Wally Schirra)による第二世代Speedmaster CK 2998の個人着用が、初めて宇宙での着用となった。

数年後、厳しい実験の末、SpeedmasterはNASAで公認され、1969年にはアポロ11号の月面着陸で、初めて月で着用された時計となった。

ゆえにSpeedmasterはMoonSwatchとしての完璧なモデルと言える。このコラボレーションは、月だけでなく宇宙から着想を得ており、11型のモデルは11の惑星から名付けられている。

©︎OMEGA, SWATCH
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時計は260ドル、全てバイオセラミック製で、その星の特徴によって明るい色合いから落ち着いた色まである。「Mission to the Moon」は、伝統的なMoonwatchを模しており、ダイアル、サブダイアル、ベゼルに黒、光る針とアワーマーカー、このカラー使いはコレクションの中でも一番クラシックなものと言えるだろう。

アラスカプロジェクトへのオマージュとして、全てのSpeedmaster/NASAの発展のためにOMEGAによってコードネームが付けられた「The Mission to Mars」はファンにとってはたまらない一品。2008年、OMEGAは70年代初期のアラスカプロジェクトを記念し、プロトタイプ版を1970本の限定シリーズをリリースした。

©︎OMEGA
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この時計は、理論上、150度から260度までの温度に耐久できる取り外し可能なドーナツ型の赤いアルミニウムのケースと、サブダイアルの双子座のカプセルの針が悪条件でも確実な時計の読みやすさを実現したウォッチとして有名である。

他のカラーは明るいイエローの「Mission to the Sun」や、ブラウンとベージュのカラーと、土星のリングで6時を示すところがデザインされた「Mission to Saturn」、パウダリーピンクで彩り、愛の星を表現した「Mission to Venus」。

 

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全ての時計はNASAの要望に応えるため、宇宙服のベルクロストラップを想定されて作られている。アポロ宇宙飛行士はSpeedmasterを機能的な理由でベルクロの上から身につけなければいけないため、分厚い宇宙服の上から巻き付けられるようなストラップになっている。

©︎HIGHSNOBIETY / MALAIKA CRAWFORD
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「MoonSwatch」は熱心な時計コレクターたちから一目置かれる、大ヒット時計の象徴となっていくだろう。

ドット・オーバー90の有名なタキメーターなどが特徴のクラシックなSpeedmasterのようなコラボレーションは、この伝説的なクロノグラフを宇宙へと近づけるだろう(冗談抜きで)。

©︎HIGHSNOBIETY / MALAIKA CRAWFORD