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米シンガーソングライターのUMIが新作アルバム「Introspection Reimagined」を発売した。

日本人の母とアメリカ人の父を持つ22歳のR&B、ネオソウルアーティストUMI。「Remember Me」や「Love Affair」「Butterfly」などの楽曲はSpotifyで数千万回も試聴され、一躍脚光を浴びている。

2020年に発表したEP「Introspection」を「Reimagined(再想像した)」今作は、昨年の夏、マリブの伝説的なスタジオ「Shangri-La Studio」で、隔離期間の4日間をかけてレコーディングを敢行。それぞれの楽曲は終始、弦楽器や管楽器などのフルバンドで構成されている。

UMIと音楽ディレクターのミア・ガーシア(Mia Garcia)によってリアレンジを加え、新たな演奏はパンデミックの最中の救いだった、ディアンジェロ(D’Angelo)やエリカ・バドゥ(Erykah Badu)、ローリン・ヒル(Lauryn Hill)などのソウルフルな音楽をオマージュしている。

ライブ感を彷彿とさせる没入感のある視聴体験を意図して制作され、UMIが表現するマインドフルネス、ヒーリングエナジーが音楽の中で呼び起こされる。

ライブバンドのユニゾンが連帯感を強調。インスタグラムで投稿された動画では、「初めて本当の私を歌うから」と語り、今作を通してもっと自身のことを知ってもらえると感じている。

 

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制作に2年を要したオリジナルバージョンの「Introspection」は、2020年の6月に発売した。作品は心の中のUMIと深く繋がっており、20年余りのこれまで辿ってきた道のりを物語っている。友情や別れ、セクシャリティ、黒人であること、日本からの移民である家族など、自己愛をトリビュートした作品だ。映像作品も手がけており、イッサ・レイ(Issa Rae)のプロダクションカンパニーとコラボレーションして製作したショートムービーRaedioでは、マリブで夜遊びする幼いキャラクターのさまざまなレンズを通したUMIの自己発見が並行している。