Instagramのストーリーズが流行り病による発熱の温度感高めな体温計の姿を温度感高めに見せつけてくる者、そして個人事業主達による確定申告に追われていることを申告したい “確定申告申告” 者に溢れる今日。

何事にも流行というものがあるのである。

さらに流行はどうやら若年層からスタートしてはエスカレーター式に年齢が上がっていくようになっており、だがしかし上がっていけば上がるほどに高山病で頭が機能しなくなってしまうようで、己の感性を若いと信じたい港区にいそうな中年層の男性が十字架にまみれたCHROME HEARTS(クロムハーツ)のデニムで下半身がちょっとした悪魔祓い状態となりながらも、手もとはどこで知ったかミニマム代表THE ROW(ザ・ロウ)のマルゴー、そこに「自分の終活の場がここなのか」と戸惑っていそうな表情のラブブが儚げに垂れ下がり、ちぐはぐ総決算なブランドのスマッシュブラザーズ状態となっていくのだ。

そしてファッションウィークも繰り広げられる中では新たな流行を予測したくてたまらぬ予報士が現れる。

シルエットは細くなったり太くなったり、丈は短くなったり長くなったりと、天気図のごとく人々の体の上で予報でころころ変えられ弄ばれ、踊らされていかねばならない。

あれだけ「少ない一生モノを大事にしていきたい。」と断固と謳っていた者ですら抗えず、新たに流行物に手を出している様子を見つけてしまっては知人の浮気現場を目撃してしまったような気まずい気持ちになるのであれば、黙って踊る君を見て恋が始まって自分ができることなんだか分かった方が良いであろう。いつもは指輪を外していたのに…流行で着け始めてるくらいがこの世は生きやすい。“Can’t stop fallin’ in love” である。

そんなこんなで流行という天気図をなかなか読み取れぬ、自分なりの先日、気になったけどまたもや買えなかったもの。

©︎ JACQUEMUS

俺の中のミューズであるソランジュ(Solange)がキャンペーンに出てたので欲しくなったJACQUEMUS(ジャックムス)× NIKE(ナイキ)のムーンシューズ。メンズサイズがあるかないかの前に発売すぐにサーバーがダウンして売り切れてしまっていた。世知辛いったらありゃしない。

近頃は踊らされたところで買えずに手に入らぬ事態が発生しがちで、余興でただただ滑った人のようになるのでそこにも注意せねばならないのだ。

手に入れたときには誰かと比べたい私の方が幸せだって……やはりこのご時世 “Can’t stop fallin’ in love” なのである。