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パリ発のフットウェアブランド「both(ボース)」が、11月29日(金)、世界初となる旗艦店を東京・北青山にオープンした。

2016年に設立された同ブランドは、ラバー素材に特化し可能性を探求。現代的なミニマリズムな感覚を取り入れながら、インダストリアルなスタイルを融合させ、大胆なラバーソールやバルカナイズ・ラバーのディップ加工なども前面に打ち出してきた。ストア空間はブランドの「革新的美学」を投影させたという。

クリエイティブな要素を店内の随所に表現した空間について、bothアーティスティック・ディレクターのニコラス・サントスは「スリークな印象を醸し出す工業的要素の数々と、荒々しい建築的マテリアルが斬新な手法で融合しています。洗練された部分とラフな部分。その両者が同居することにより生まれるこのコントラストこそが、bothのプロダクトにも見られる遊び心溢れる実験的な姿勢、そして独自の価値観を表現しているのです」と話す。

「旗艦店をオープンする都市として東京は理想的でした。bothが生み出すデザインは未来的感覚を持つ巨大都市にあり、そこには活気に満ち溢れたファッションシーンが存在します」とも話し、日本が持つ「クリエイティブなコミュニティー」の盛り上がりにも期待を寄せる。

東京を拠点とするファッションブランド「Jenny Fax(ジェニーファックス)」のジェンファンは、「Celebration」をテーマにアートインスタレーションを制作。同テーマに沿いカスタマイズしたスペシャルなシューズも発表。bothのシグネチャーシューズ「POP」と「GAO」に、着脱可能なシューチャームも登場した。

そのほか、デザイナー三原康裕、写真家・鈴木親、イラストレーターEri Wakiyamaが、bothのためにアートワークを提供。同アートワークを取り入れたステッカーも発表する。荒れた大地、砂丘、古代の岩などの地質学上の要素からインスパイアされたという2020年春夏コレクション「Dune」も、東京店のオープンに合わせてローンチ。様々な天然素材と合成素材を「交錯」させ、コットンキャンバス、ジュート、ラバー、コルクなどが、テクニカルなラバーのディテールやナイロン、厚底ソールとミックスされている。

both
住所:東京都港区北青山3-9-1
営業時間:11:00~20:00
both.com
info@the-matt.com