フェスティブシーズンに投資すべきデザイナーズアイテム
- By HighsnobietyJapan in style
- 2021年12月2日

フェスティブシーズンも真っ只中。ついつい財布の紐も緩みがちなこのシーズンに、勢いづいてやってしまったなんてこともあるのではないだろうか。そうならないためにも「タイムレス」なものを見抜ける審美眼を養いたい。
タイムレスとは自身が飽きないということではない。時代のトレンドに左右されないオーソドックスかつモダンなデザイン、そして時代を超えても価値の下がらないオーセンティックなアイテムだ。この条件に当てはまるブランドの一つとして、マシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)によるGIVENCHYがあげられる。
ファッション畑ではないアウトサイダーだったウィリアムズは、数々の音楽スターのコスチュームを手がけた背景もあり、構築的なデザインが特徴だ。言わずもがな、数々のデザイナーやブランドが彼とのコラボレーションを所望するほど。シンプルでオーソドックスなアイテムに構築的な一捻りという手法は、洋服という実用性を保ちながらもオシャレを格上げし、ファッション初級者でも扱いやすい。そして、GIVENCHYというクラシックなメゾンのDNAと邂逅は、さらなる「普遍性」を加速させる。
ウィリアムズの背景にある歴史やコミュニティ、そしてGIVENCHYとのコラボレーションを踏まえると、今後さらなる希少価値を生む可能性は大いにある。GIVENCHYの最新コレクションから見てみよう。

少し小ぶりのサイズなのに、たっぷりのマチで実用性のある容量のバックパックは、4Gのメタルエンブレムとアイコニックなバックル付き。シンプルの髄を極めた彫刻的なラバーシューズは、フォーマルでもスポーティーでも様になるモードを演出できる。







LAで育ったウィリアムズならではのリラックスムードをGIVENCHYのアイテムに見るのも乙である。半透明のソールにクロコダイルの型押しのスニーカーや、4Gエンブレム付きのスエードとフェイクレザーのミュールは、カジュアルの中にラグジュアリーを同居させる。シンプルなホワイトのキャップは、4Gと、コラボアーティストchitoによるイラストが刺繍されている。









ウィリアムズの長年の友人であるシアトル出身、メキシコで活動するアーティスト、chito(チト)がエアブラシで描いた4Gエンブレムを総柄で取り入れたアイテム。主張してしまいがちなロゴアイテムは、アクセントで取り入れるのがコツ。






ウィリアムズのシグネチャーとも言えるパッドロック。付け外しが簡単で、バッグはもちろん、ジャケットのボタンホールやスラックスのベルトループにつけるだけで、オーソドックス+一捻りのモードな装いに。シーズン毎にカラーのマイナーチェンジも行われ、オールドシーズンのものは希少価値が高まっていくだろう。





