Where the runway meets the street
モデル・PAK：男らしく、女らしくよりも大切なこと
Gift-才能・贈与・毒。破滅へさえ導く力を持ちながら、分断をもたらすほどの煌めきを放つ。混沌の中で蘇生し続ける彼らに、この世は解毒されたがっているのかもしれない。 “ギフト” を通した視点を社会に突きつける勇敢なGENZ達をここに。しかるべき価値観を基盤とする構造のために、彼らは前へ進みつづける。
モデルの傍ら4月から文化服装学院でファッションを学ぶPAK。文化色の濃い国々と隣接した謎多き新疆ウイグル自治区の都市ウルムチ市で生まれ育った。春には灼熱と極寒を一日に経験する土地の山間部では遊牧民達が生活する一方、都市部は例えるなら東京、池袋の街に類似しているという、中国の中でも特異な存在とされる少数民族の出身だ。自分が生きる術は自分で見出すべしと教育に口出しをしない両親のおかげで、自分がやるべきこととそうでないことが明確だ。男は男らしくという古い観念にとらわれているのはもったいないと語る。世界が注目するウイグルという地域を代表して異端児の挑戦は続く。
「“男らしく” “女らしく” より “自分らしく” が大事だと思います」ーPAK
※HIGHSNOBIETY JAPAN ISSUE08（2022年3月30日売）に掲載。
- PHOTOGRAPHY: RYOHEI HOSHINA
- STYLING: YOHEI YAMADA HAIR TAKESHI @ SEPT
- WORDS: YUKA SONE SATO
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