style
Where the runway meets the street

イギリスのファッションブランド「COS(コス)」が、世界的フォトグラファーである、マーク・ボスウィック(Mark Borthwick)の撮影による2019年秋冬キャンペーンビジュアルを公開した。

撮影にはモデルのKhadim Sock、Lina Zhang、Giedre Dukauskaiteらを起用し、コレクションを彩る対照的なフォルムや官能的な豊かさを表現している。

スケールの探求は、ブルータリズム建築表現的アプローチを取り入れた力強く角張った直線使いと、自然を思う穏やかなムードを組み合わせ、ノスタルジックな英国片田舎の風景と、未加工の建築構造がコントラストをなす背景に反映されている。

人工物と自然の世界を結びつけ、トラディショナルを再構築したコレクションピースの数々は特徴的なシーズンテーマを形成する。頑丈な構造と流動的な柔らかさの融合から、誇張されたプロポーションは生まれ、イノベーティブな自然素材が建築的なシルエットを形作る。

モダンなワードローブの基礎となるのは、繊細なカシミアニットセーター、構造的デザインのフェルトコート、テーラードのウールブレザー、そしてオーバーサイズのレザージャッケトである。コレクションのカラーパレットは、インダストリアルな雰囲気漂うグレーに、寒い季節の色合いに落ち着いた軽やかさをもたらすベージュやアイボリーといった柔らかい配色で構成されており、アクセントとして温かさを感じさせるマルーンやプラムが加えられている。