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Where the runway meets the street

先日上海でお披露目された、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)2021年春夏コレクションが、まもなくオープンする東京の新たな玄関口「東京国際クルーズターミナル」に着港した。このコレクションを披露するにあたり、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)は、黒人のカルチャーとアートへの貢献を新マニフェストとして打ち立てた。

ヴァージルのルーツでもあるガーナのキーカラーの配色や、アフリカ特有の原色のカラーリング、カラーブロッキングを採用し、Louis Vuittonのコードを持って構築。モデルのキャスティングもさることながら、ヴァージルが一貫して掲げる「多様性」が最も色濃く出たコレクションといっても過言ではない。

そして特筆すべきは、既存の生地や型を使用したアップサイクルであること。ラグジュアリーという概念を、ラグジュアリーの王様であるLouis Vuittonで、見事に打ち破った。