アイコンスピーカーPHANTOMが刷新　Devialetから新作発売

仏オーディオブランド「Devialet（デビアレ）」は、コンパクトワイヤレススピーカー「PHANTOM（ファントム）」シリーズから「PHANTOM PREMIER（ファントム・プレミア）」を改良した「PHANTOM I」を発売した。

特許技術「アナログ・デジタル・ハイブリッド・テクノロジー（ADH）」を搭載。アナログアンプがオーディオ信号を全て再現してデジタルアンプが増幅させることで「アナログの洗練さとデジタルのパワー、コンパクトさ」を兼ね備えるという。

スピーカーを保護しながら駆動能力を引き出して忠実に再生する「SAM®スピーカー・アクティブ・マッチング」や、深みのある低音を実現する「HBI®ハート・バス・インプロ―ジョン」、音の広がり全方向に拡散させる「ACE®アクティブ・コスフェリカル・エンジン」などの特許技術も採用している。

独自の次世代オーディオプロセシングチップ「SoC（システム・オン・チップ）」が、信号処理と増幅を実現。熱の放散効率も改善し、従来のファントムと比べて最大で4倍のエネルギー効果を発揮する。

特徴的な球体デザインを採用しており、マット加工を施したブラックとホワイトの2色を用意。サイドパネルやアクセサリー、パッケージも改良した。アナログ音源を接続する新しいアクセサリー「Arch（アーチ）」も開発し、フォノ入力やアナログライン入力、S / PDIF（同軸）デジタル入力の3種類の音源に対応。

今回2つの出力レベルを選択でき、103dBではライトクロムとマットブラックのサイドパネルを用意。最大103dB SPL、500W RMS、16Hzのインフラバスと25kHzのシャープな高音域が楽しめるという。108 dBはダーククロムとゴールドのサイドパネルを用意し、最大108dB SPL、1,100W RMS、14Hz〜27kHzの周波数帯域を完備している。

専用アプリも刷新し、音の再現やRoon Readyでのハイレゾファイルのストリーミングなどが変更可能。AirPlay2を使用することで、専用アプリを使用せずにiPhoneやiPadなどのコントロールデバイスから複数のAirPlayスピーカーに直接オーディオをストリーミングして、マルチルームの設定もできる。最大24ビットの「UPnP（ユニバーサル・プラグアンドプレイ）機能により「BubbleUPnP」や「mconnect Player」などのアプリとの互換性を高めた。

ファントムI
価格：103dB 319,000円、108dB 449,000円、Opera 519,000円

（価格は全て税込）

Words by HighsnobietyJapan