多様性の受容を讃える
Ralph Laurenプライドコレクション

By HighsnobietyJapan in life
2019年5月23日

「Polo Ralph Lauren（ポロラルフローレン）」は、大人と子供のための5点から成るジェンダーニュートラルなコレクション「Prideカプセルコレクション」を発表した。個人や個性を尊重し、多様性の受容を讃える同コレクションのためのマーケティングキャンペーンには、アスリートや女優、ダンサーらを起用。収益の大部分を、世界のLGBTQIA＋団体に寄付する。

キャンペーンに起用したのは、ソチ五輪で銀メダルに輝いたフリースキーヤーでLGBTQIA＋アクティビストでもあるガス・ケンワージー（Gus Kenworthy）、バレエダンサーのハーパー・ワッターズ（Harper Watters）、ライター・コメディアン・女優のパティ・ハリスン（Patti Harrison）、写真家兼モデルのジェイコブ・ビクセンマン（Jacob Bixenman）、女優のジョージー・トタ（Josie Totah）、LGBTQIA＋の若者を支援する「へトリック-マーティン・インスティテュート」所属のエヴリシャ、タリク、コリー。

撮影は全て、写真家キャス・バード（Cass Bird）が担当。LGBTQIA＋コミュニティのエンブレムで、それぞれの色が意味を持つプライド・フラッグの各カラーを背景に、「人生」「愛」「自己表現」にまつわる、幅広いキャストの経験にスポットライトを当てた。

カプセルコレクションは、大人用と子供用のサイズを展開。アイコニックなポロ・ポニーをレインボーストライプで彩り、グラフィックTシャツ、ポロシャツ、パーカー、トートバッグ、ベースボールキャップをそろえた。日本では、トートバッグを除く3モデルをユニセックス、キッズサイズで展開する。

グラフィックTシャツの購入価格100％に加え、その他のポロシャツ、パーカー、ベースボールハット、トートバッグの購入価格50％は、「ストーンウォール・コミュニティ財団」とその関連団体に寄付し、LGBTQIA＋団体の国際的ネットワーク活動の支援に充てるという。

LGBTQIA＋プライドは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの人々に対する自己表現の自由・尊厳・平等の権利の促進や社会的グループとしての認知度向上、性的多様性の尊重に対する差別・暴力に対する前向きな姿勢として、米国では毎年6月にさまざまなイベントを開催。近年では日本でも動きが活発化している。

「ラルフローレンコーポレーション」と「ポロラルフローレン基金」はこれまでにも、長い歴史を通じてLGBTQIA＋コミュニティを支援。1990年以来「エイズ・ウォーク・ニューヨーク」のスポンサーを務めるほか、アイコンでもあるポロシャツは、乳がん研究や災害救済のための資金集めなどを支援するグローバルシンボルとしても役立ててきた。

Prideカプセルコレクションは、エクスクルーシブ店舗とオンラインサイトで販売予定。ハッシュタグは、#RLPride。キャンペーンビデオはこちらでチェック。

ガス・ケンワージー

ガス・ケンワージー（フリースキーヤー）
色：安らぎを表わすブルー
「安らぎとは、自分自身と良好な関係を保つことです」

ハーパー・ワッターズ

ハーパー・ワッターズ（バレエダンサー）
色：ヒーリング（癒やし）を表わすオレンジ
「私たちがこれまでコミュニティを通じて経験してきた全てのことを考えると、ヒーリング（癒やし）はプライド・フラッグに取り入れられなければいけません。私たちは常に癒しているんです。お互いを癒やし、自分自身を癒やしています」