style
Where the runway meets the street

ブランド:Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)

内容:Ermenegildo Zegnaは2022年春夏コレクションをムービーにより披露した。入り組んだ自然から都会にカメラワークが広がっていき、相反する世界で進化を表現。過去数シーズンにわたる再構築を経てブランドをリスタートさせた。

「テーラリングの本質と現代社会のリズムとの間に調和を生み出すこと。大切なのはエフォートレスであること」と、アーティスティックディレクターのアレッサンドロ・サルトリ。テーラリングの技法と構造を再定義し、現代のニーズに合う新たな型を考案し、テーラリングと生地の可能性も探求したという。

コレクションを特徴付けたのは、「圧倒的な」軽さだ。着物を彷彿とさせる襟のない形や、ユーティリティな機能性も高いチョアコート、ロングダスターコート、ゆったりとしたオーバーシャツなどからは流れるようなシルエットが見られる。ニットウェアは、しっかりと織り込まれた生地と、紙のように薄いというレザーを用い、芯地や余分な構造物も不使用。

ワークウェアの実用性から着想し、テーラリングに先進的な要素も取り入れた。オーバーサイズのフラップポケットやドローストリングなどの強調されたディテールが機能性と同時に個性を主張する。

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植物性の繊維や新たな混紡、ジャージー素材に加え、革新的な生地だという「#UseTheExisting」を中心に変化したアイテムは、ウォッシュ加工を施したシルクやフェザーライトのナイロンによる、パッドを備えたボクシーなブレザーをはじめ、後染めのウールやシルク、ヘンプ、リネンツイルを使ったロングパーカーなど。サマーコートは光沢のあるウールを採用した。

アンサンブルは、マットな質感で輝きを出し、幾何学的なパターンは、強弱のあるパッチワークや、イタリア製ウール「ビエルモンテ」を取り入れたため見え方が特徴的だ。厚手のコットンセーターと、フロントにディテールをあしらったインナーウェアに加え、ペーパーレザーにパッドを入れたスリッパやトートバッグ、キャンバス製のワークバッグ、折りたたみ式のバックパックなどの実用性の高いアイテムもそろった。

軽量性というコンセプトは、水を思わせるカラーパレットにも反映。カルサイト、ワークウェアホワイト、アンモナイト、アンダーバーク、ミネラルグリーン、サイプレスなどの淡いトーンと、ダークコンクリート、マットブラックなどの落ち着いたトーンを組み合わせ、スカイライト、ユーティリティブルー、 アメシスト、コバルトのカラーでアクセントを効かせた。