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Where the runway meets the street

Lee(リー)」は、過去の作品を忠実に復刻する「Lee ARCHIVES」から第2次世界大戦時のモデルを発売する。

米・カンザスで雑貨の卸売業を営んでいた創業者、ヘンリー・デヴィッド・リー(Henry David Lee)が1911年に自社工場でワークウェア事業を始めてから100年以上の歴史の中で輩出した作品を、オリジナルに忠実に高いクオリティで再現。今回は第2次世界大戦時に登場したジーンズを再現した。

1942年、第2次世界大戦当時の米W.P.B(戦時製品監督局)が物資統制により衣料品に用いる素材や金属などの部材簡素化を国内企業に命じた。ジーンズもさまざまな仕様の簡略化が義務づけられ、現在では「大戦モデル」とされるジーンズが登場。

軍衣料に採用されたものを汎用品としてゲッケイジュを刻印したボタンや、無地のドーナツ型ボタンなど廉価な既製パーツ、通常よりボタンの数が少ないボタンフライフロント、バックポケットのステッチの省略など、この時期だけの特殊なディテールが特徴。

WWⅡ 101J COWBOY JACKETは1930年代に登場し、ボタンはCOWBOY刻印から汎用ゲッケイジュボタンに変更。ワークウェアを象徴するトリプルステッチはダブルステッチに簡略化し、胸ポケットのフラップは縫製工程を軽減するため丸みのある形状にデザイン。バックルバックも廃止し、リベットとプリーツのみに省略した。現在のLeeでは左綾が主流となっているが、同モデルは1944年まで採用していた右綾仕様でデザインした。

物資統制で軍用のためジッパーが大量に必要となり、ジッパータイプの101-Zが生産を休止。今回復刻するWWⅡ 101 COWBOY PANTSは、ボタンフライ仕様となっている。トップボタンに汎用ゲッケイジュボタン、フライボタンは無刻印で再現。コインポケットのリベットや、バックポケットのステッチ、補強布も省略している。本来は前ポケットと股部に銅や真鍮のリベットを使用していたが、鉄製無着色のLee刻印入りの通称「UFOリベット」に変更。

大戦当時の簡素な仕様を細く再現し、現行モデルにはないディテールに包まれた特別モデルとなっている。

WWⅡ 101J COWBOY JACKET
価格:30,000円

WWⅡ 101 COWBOY PANTS
価格:19,000円

(価格は全て税抜)

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