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T-HOUSE New Balance(ティーハウス ニューバランス)」は、NY発のファッションブランド「MARC JACOBS(マーク ジェイコブス)」が手掛ける新感覚ブックストア「BOOKMARC(ブックマーク)」を迎えたブックイベント「Turn the Page」を開催する。

築122年という歴史ある蔵を新しい機能として活用し、現代的な建築と融合させたT-HOUSE New Balanceのストアコンセプトに着想。ヴィンテージなど一点ものを中心に、BOOKMARCがセレクトした約100冊に及ぶさまざまなジャンルと年代のアートブックや書籍を取り揃える。イベント期間中、それぞれのブックをじっくり見ることができる読書スペースも併設し、New Balanceの新作アイテムも展開。

「Men in the Cities」は、タクシードライバーをしながら都会の人たちを日々観察していたというロバート・ロンゴ(Robert Longo)の原体験を表した作品。グラファイトなどで描かれた「不自然にねじれた人間たち」のシリーズはロンゴの代表作で、「Bottega Veneta(ボッテガ ヴァネッタ)」が2010年に、「MARC JACOBS(マーク ジェイコブス)」が2018年に、それぞれ着想を得たキャンペーンや広告を打ち出している。

リッキー・パウエル(Ricky Powell)による「Public Access: Ricky Powell Photographs」は、生粋のニューヨーカーである自身のスナップを中心に、写真にはアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)、RUN DMC、ソフィア ・コッポラ(Sofia Coppola)など、時代ごとにNYシーンを賑わせた顔が登場する。2005年刊行の同書では80年代からの貴重なショットに加え、COWS(カウズ)など現代で人気を集めるアーティストたちが写真の上から描き下ろしたコラボ作品も収録している。

ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)の「Writing the Future : Basquiat and the Hip-Hop Generation」は、バスキアをヒップホップ文化との接点から掘り下げたボストン美術館の企画。ポスト・グラフィティとも称され80年代初頭にNYのギャラリーシーンに登場したキース・へリング(Keith Haring)や、フューチュラ(Futura)、ラメルジー(Ramellzee)などの周辺アーティストによる貴重な図版も見ることができるという。

ディアナ・テンプルトン(Deanna Templeton)による「What she said」は、タイトルを英ロックバンド「The Smiths(ザ スミス)」の同名曲から得たブック。現代の少女達のポートレイトに80〜90年代のロックバンドのフライヤーや、10代の作者自身のリアルな日記を組み合わせて構成している。時代を超えた「女性の青春時代」をテーマに思春期の反抗心や失望への深い共感を綴っている。

「Catching the moment」は、英国の伝説的アートディレクターであるテリー・ジョーンズ(Terry Jones)の仕事をまとめたモノグラフ。British Vogue誌やFiorucciの仕事でも知られているが、「i-D」の創刊者としてよく知られている。

パティ・スミスによる「M トレイン」は、70年代を駆け抜けたNYパンクのクイーンとも称されるスミスにより、注目を集めた初期の作品ではなく2015年に米国で発表された 2作目となるエッセイ。子供を育てる母であり世界的ロックスターでもある現在進行形の詩人としての横顔が見えてくるという。

T-HOUSE New Balance invites BOOKMARC Turn the Page
会期:3月12日(金)〜4月13日(火)
会場:T-HOUSE New Balance
住所:東京都中央区日本橋浜町 3-9-2
営業時間:月・火11:00 〜14:00 / 15:00〜19:00 、金・土・日11:00〜19:00(水、木曜定休)

Men in the Cities
価格:16,500円

Public Access: Ricky Powell Photographs
価格:19,800円

Writing the Future : Basquiat and the Hip-Hop Generation
価格:8,250円

What she said
価格:9,350円

Catching the moment
価格:5,500円

M トレイン
価格:2,860円

(価格は全て税込)