style
Where the runway meets the street

TATRAS(タトラス)」は、「人々に見失うことのない光と希望を追い求めてほしい」というメッセージを込め、「エモーショナル」をテーマとした2021年春夏コレクションをデジタル形式で発表した。

2006年秋冬シーズンにミラノで立ち上げられ、伊、ポーランド、日本を拠点にするファッションブランドTATRAS。「in everywhere」をブランドコンセプトに、ベーシックな「ワンランク上」のデザインと、クオリティーを追求する「R LINE」から成るコレクションは、「機能的」「洗練された」「唯一無二」というテーマを活かした造形美を追求している。

映像では草木が少なくまだ探求されていない砂漠を舞台に、孤独感と人との関り合いの必要性や、実際に人との関りで生み出されるTATRASの衣服の造形美、素材、グラフィックを映し出した。

ジャガード編みの柄と、生地をたっぷりと使ったドレープやギャザーのデザインは⺠族衣装から着想を得てデザイン。砂埃や寒暖差に対応し、透湿防水性のある3レイヤー素材に染色、ダメージ加工も施し、多様な環境下でも個性を失わず生き抜く人々を表現した。

上品な光沢と表面のシボ感が特徴で、軽雲しっかりとした質感のリネンを用いた総柄プリントのコレクションは、オアシスを求める情景と、仲間とともに前進することを表している。