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From the ground up

パリのフットウェアブランド「both(ボース)」が、最近話題を呼んでいる。ジジ・ハディット(Gigi Hadid)、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)、ジェイデン・スミス(Jaden Smith)、ジャック・ホワイト(Jack White)といった世界的に有名なセレブ達がこぞって着用している。bothは過去数年にわたり、「Souvenir Official(スーベニア・オフィシャル)」のデイヴィッド・マロン(David Mallon)や、今や伝説の一足ともいえる「Balenciaga(バレンシアガ)」のTriple S(トリプルエス)のデザインを手掛けたデイヴィッド・トゥルニエール=ボーシエル(David Tourniaire-Beauciel)が率いる、パリを拠点とするフットウェアブランド「Robert Clergerie(ロベール・クレジュリー」とコラボレーションを果たしてきた。

bothは、ブランドのアイコンともいえるシルエットや革新的な哲学により、ファッションシーンにおける然るべき重要人物を取り込んだ。2016年にブランドが設立されてから、bothは他に類のないアイデアを掲げてきた。それはラバーという素材のみでのデザインと製造過程における可能性への探求である。ブランドは、天然のラバーを硬くする特別な技術を用いることで、レザーや他の実験的な素材を組み込むことを可能にした。ハイブリッドなアプローチのデザインは、フォーマルウェアとワークウェアという本来矛盾したシルエットを融合させ、アイコニックなラバーソールと完璧にマッチさせるブランドのシンプルな美学へと昇華している。

bothは中国で誕生し、現在はパリを拠点とするブランドで、グローバルなデザインやコラボレーションを行なっている。彼らは政治から逃げることを恐れず、Souvenir Officialとコラボレーションをした。「the blue Brexit hoodie」と呼ばれるSouvenir Officialのフーディーは、名前の通りイギリスのEU離脱を意味する。特徴は、EUの旗をモチーフにした円状の星だ。しかし、そこにイギリスの星は存在しない。彼らのカプセルコレクションで、再び同じデザインのフーディーを、赤色にカラーディングしたものをリリースする。また、ラバーの紐のついたキャンバス地のローカットスニーカーや、ラバーのカードホルダーといった小物なども同時にリリースする予定だ。

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both2019年春夏コレクションで、伝統的かつ現代的な中国の視覚的文化からインスピレーションを受けた「Made In」コレクションを発表した。コレクションには、中国の春節のイベントに登場する龍の衣装を元にした金色に輝くレザーから見るに、中国の伝統的なカラーパレットが採用された。

2020年春夏コレクションのテーマは、レイブカルチャーからインスピレーションを取り入れた「dune(砂丘)」だ。スポーティーな酸性色のネオンカラーは90年代のレイブの美学に基づきながらも、レイブカルチャーの産業的なルックとジュート繊維やコルクといった天然素材を対比させている。また、旅行用品や小物、バッグのラインも同時に立ち上げる。

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詳細はboth.comをチェック。