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From the ground up

「adidas Consortium(アディダス コンソーシアム)」とフランスのメンズセレクトショップ「The Next Door(ザ・ネクスト・ドア)」のコラボレーションモデルが8月24日(土)に発売される。

「adidas Originals」の定番となるテニスシューズ2モデル、クラシックな「SC PREMIERE」と、同ブランドが「未来のクラシック」に位置付ける「A.R. TRAINER」で、The Next Doorのホームタウン、フランス独特の雰囲気を表現した。

The Next Doorは仏南東部のアヴィニョンで、その名の通り、前身となる建物の「隣」に拠点を構え、1999年には店内にスケート用のウェアを専門に扱う小規模な店舗「Circle」を開店。その後2006年には空いた隣の建物へとスペースを広げ、パリを離れ、何か特別なものを見つけたいという熱心なスケート愛好家や、ストリートファッション・高級ファッションのマニアたちの支持も得る。

その4年後、アヴィニョンで最も古い劇場を改装する機会を得て、「贅沢」と「ストリート文化」の境界をなくそうと、「Crillon」を立ち上げ。今回のコラボレーションのインスピレーションが初めて湧いたのも、The Next DoorのCrillonだったという。創設者のNicolas Ivarsは、アヴィニョンの豊かな演劇の歴史に足を踏み入れ演劇界との個人的な繋がりを築き、フットウエア2モデルに、「アヴィニョン演劇祭」へのオマージュを投影した。

モチーフとしたのは、古くからの演劇の原形「Comedie et Tragedie(喜劇と悲劇)」。一見すると真逆とも取れる喜劇と悲劇にも「根本的に一致するものがある」と見いだし、フットウエアと結びつけた。

「A.R.TRAINER」は、「Comedia De L’Arte(コンメディア・デッラルテ:即興の仮面劇)」の舞台で昔から使われている道化師の古典的なコスチュームから着想を得たもので、「喜劇」を讃えるイメージに仕上げた。3本のストライプスに沿ってピーチ・ピンクの色味を添え、靴の底にはソフトなミント・グリーンのソールを使い道化師の衣装の繊細な色彩が表現する。

「SC PREMIERE」は、「悲劇」からインスピレーションを得て、Ivarsが「ステージの垂れ幕の色、最終幕の…」と説明するように、くっきりとしたカーディナルレッドの部分でアクセントを付けたミニマリストホワイトのパレットをあしらった。慎ましいイメージの一方で、フルグレインレザーのアッパーやヌバックのアイスティなどの高級な加工を施した。

2モデルには、「喜劇」「悲劇」に対応した「笑顔」「泣顔」のアイコニックなマスクがデザインされる。

メーカー希望小売価格:
SC PREMIERE THE NEXT DOOR 16,000円(税抜)
A.R. TRAINER THE NEXT DOOR 15,000円(税抜) 

取扱店舗
mita sneakers / Styles / UNDEFEATED / UNITED ARROWS & SONS / DSM GINZA 

問い合わせ先
adidas fashion group showroom
TEL 03-5547-6501