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Where the runway meets the street

ブランド:A. LANGE & SÖHNE(A.ランゲ&ゾーネ)

ドイツのウォッチメゾン「A.LANGE & SÖHNE」は10月24日(月)、機械式デジタル時計「ツァイトヴェルク」の新作となるプラチナモデルとピンクゴールドモデルを発表した。

ドレスデンのゼンパー歌劇場にある「五分時計」に着想を得たツァイトヴェルクは、初代モデルを2009年に発表。動力制御メカニズムにより一定の時間間隔で時と分を示す大きな数字を瞬時に切り替える時刻表示が話題を集めた。新作は、7つの特許技術を備え、デザインもアップデート。既存のムーブメントを進化させたキャリバーL043.6 は、従来のパワーリザーブの 2倍となる72時間の動力を蓄える。

搭載する3枚の瞬転数字ディスクを作動する機構は特許技術だ。曲線状のタイムブリッジ上に、時と分を表示する縦2.9ミリ、幅 2.3ミリの大きな数字を、左から右に読み取れるように配列。その下に瞬転数字メカニズムを収め、1枚の時ディスクと十の位、一の位の2枚の分ディスクを進める。正時には、3枚の数字ディスクが一斉に一単位進む仕掛け。

新世代のツァイトヴェルクは、ムーブメントをさらに進化させたキャリバーL043.6を搭載。特許を取得した2つの主ゼンマイを備えるツインバレルでパワーリザーブが従来の倍となる72時間になった。4時位置にあるボタンを押すと、分表示とは別に時表示だけ進められる。

同メゾンが伝統的に受けやブリッジの素材として用いている洋銀のタイムブリッジは、6時位置に配置したサブダイヤルのスモールセコンドの空間にゆとりを持たせ、反対側のパワーリザーブ表示の目盛りは、タイムブリッジの湾曲部上方に収めた。赤色の目盛りは、パワーリザーブ残量が12時間を切ったことを示し、ゼンマイの張力を知らせる。分表示の左側には、一の位用ディスクと十の位用ディスクの軸受となっているサファイアをあしらい、受け石には通常使われるルビーに代わり、あえて無色透明のジュエルを採用した。

新たに加わる2色は、ケースが直径41.9mm、高さ12.2mm。ピンクゴールドモデルは、ブラックダイヤルと素材の特性を生かし、洋銀製タイムブリッジを組み合わせた。プラチナモデルのダイヤルはロディウム仕上げのシルバー無垢製で、タイムブリッジにブラックロディウム加工を施している。それぞれ、ダイヤルに合わせた色の針を取り付けた。ピンクゴールドモデルにはブラックのアリゲーターベルト、プラチナモデルにはダークブラウンのアリゲーターベルトをそれぞれ採用した。