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LAを拠点に活動するフォトグラファー、アレクシス・グロス(Alexis Gross)が、渋谷の街頭ビジョン9機をプラットフォームにストリート、アートカルチャーを発信するデジタルコレクティブ「NEO SHIBUYA TV(ネオシブヤTV)」協力の下、ギャラリー・渋谷「16(Sixteen)」と初台「LAID BUG」で同時多発ソロエキシビションを開催する。

16(Sixteen)では、ヒューストンのカーカルチャーである「SLAB(スラブ)」に焦点を当てたフォトシリーズを展示。発色のよいキャンディーカラーの塗装、突起したホイールのエルボーリム、クロームのディテール、トランクに積まれた音響機材、アイデンティティを示すトランクのネオンが並ぶ。「Cadillac(キャデラック)」「Lincoln(リンカーン)」「Oldsmobile(オールズモビル)」「BUICK(ビュイック)」といったアメ車を好む彼ら独自のカスタム文化は、1970年代後期に隆盛を迎え、1990年代以降はヒップホップシーンとも密接な関係を築いてきた。

タイトルに掲げた「Slow, Loud, And Bangin’」は、SLAB文化のスローガンに由来するもので、同展では世界的に見ても特異な車たちが、何のために「A slow, loud and banging vehicle(遅くて騒々しい乗り物)」として分類されているのかという視点を示すという。16(Sixteen)で上映されるフィルム横のフォトエッセイは、SLABの設立者ジョセフ・デボースト(Joseph DeBoest )の評論が展示される。

作品の展示・販売にあわせて、Alexis Gross x NEO SHIBUYA TVのオフィシャルTシャツを発売。「クルマとファッションの架け橋」を担う東京ベースのカーコレクティブ CarServiceとAlexisのコラボレートコレクションも展開する。

LAID BUGの展示「Leave Room For Error」は、特定のテーマを設けることなく、Alexisの10年間のキャリアを振り返る。Alexisの作品に共通するテーマは、「平等」「他者との関係の中で生まれたつながり」であり、撮影された作品からは、被写体との強固な信頼関係がベースとなっていることがわかるという。Leave Room For Error(エラーの余地を残す)の展示タイトルの通り、写真にはAlexis自身も意図していなかったエラーの痕跡が記録されている。

作品の展示・販売と同様に、「Alexis Gross x NEO SHIBUYA TV」のオフィシャルTシャツを発売(16の商品とはデザインが異る)。会場ではZINE、50冊限定の写真集を発売。

CarService×Alexis
クルーネックスウェットシャツ
価格:18,000円(税抜)
バンダナ+ステッカーセット
価格:3,000円(税抜)
カーフレッシュナー
価格:1,800円(税抜)
ドライビングシューズ
価格:6,000円(税抜)

Slow, Loud, And Bangin Presented by NEO SHIBUYA TV
会場:16(Sixteen)
住所:東京都渋谷区神宮前6ー19ー15
会期:1月11日(土)〜1月19日(日)
時間:12:00〜20:00
レセプション:1月10日(金)19:00〜21:00
DJ:Disk Nagataki(tokyovitamin)、OKAMOTOREIJI(OKAMOTO’S)、Taro Imai(Jackpot)

Leave Room For Error
会場:LAID BUG
住所:東京都渋谷区本町6ー21ー4 B102
会期:1月11日(土)〜1月26日(日)
時間:14:00〜20:00
定休日:月曜日、火曜日
レセプション:1月11日(土)18:00〜22:00