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Where the runway meets the street

ブランド:LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)

LOUIS VUITTONは6月23日(木)、2023年春夏メンズコレクションをパリで発表した。

昨年11月に死去し、8シーズンにわたりメンズ アーティスティック・ディレクターとしてメゾンで活躍したヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の哲学を受け、ルイ・ヴィトン Studio Prêt-à-Porter Hommeが制作した今回のコレクション。会場となったルーブル宮殿東端の中庭クールカレには、1990年代のスケーターコミュニティのドレスコードのルーツをもとに、おもちゃのレース場を思わせる急こう配の孤を描く黄色の道を出現させた。

マーチングバンドにより幕を開けたショーは、遊び場となるランウェイを舞台に折り紙の紙飛行機やブロック、粘土、カートゥーンプリント、砂遊びの装飾など、子供時代のおもちゃの要素をちりばめた。ワークウェアは、ブロックカラーでオーバーサイズのシェアリングマルチポケットで表現したほか、モノグラムキャンバスを貼り合わせたエプロンをミッドレイヤーにアレンジ。マットなレザーのベルトにはムール貝のメタルバックルをあしらった。

バイカージャケットは、1980年代のミュージックビデオを彷彿とさせるグラフィカルで誇張されたデザインが特徴的だ。子供時代の典型的な表現に敬意を表したカートゥーンプリントや、テクニカルキャンバスのウィンドブレーカーに施したハンドペイントなどで随所に遊び心を効かせたほか、ひび割れ加工やラッカー塗装で仕上げたパテントレザーのスーツやコートも登場。テーラードの袖を飾るのはメゾンの花をイメージした手編みのかぎ針編みだ。バーシティジャケットやボンバージャケット、シャツにはパッチングを取り入れた。

デニムは、レインボーモノグラム・ジャカードやジャカードウォッシュのほか、パリの写真をモンタージュプリントしたものも。フランス印象派を思わせる花畑のモチーフはシェニールコートやパファージャケットにオーバープリントし、ドレープをかけたパジャマには刺繍を施した。カフタンは、肩パッドとサイドクロージャー付きのテーラードスタイルで登場し、ニットウェアにはアザミやカートゥーンの柄をあしらった。

そのほか、レインボーグラフィックのラグビーポロや、花柄のインターシャ装飾でスケートボード用の保護パッドが付いたナイロンやメリノのトップス、膨らみのあるシアーなプルオーバー、紙飛行機を飾り付けたスーツ、渦巻き模様のインターシャレザーを使用したレーシングジャケットやモトクロススカート、アザミのモチーフをタイダイで表現したテーラリングスタイルなどがルックに並んだ。

アクセサリーは、グラスビーズやモノグラムフラワーのモチーフ、ビーズのフリンジをあしらったビーニーや、LOUIS VUITTONの文字を表した樹脂製のトイビーズを使ったバケットハット、タイダイやストーンウォッシュ、刺繍を大きく施したキャップなどのハットや、昆虫の漫画のようなアニメーションから着想を得たアイウェア、エンボス加工を施したレザーグローブ、アザミのモチーフを取り入れたネックレスやリング、クリスタルをちりばめたチェーンなどが登場。

LVコミックのモチーフにはスケートボードが登場し、バッグにも採用。パッド入りのナイロン製宇宙アンテナ付きフードには、カートゥーンプリントやブロックカラーを取り入れたほか、ベルトや靴、帽子のストラップなどには、樹脂製のおもちゃのビーズを添えた。

シューズは、太い紐とTPUソールが特徴的なオーバーサイズのスニーカーや、グレインレザーのブーツ、クラシカルな木製シューズの特性と2000年代のスニーカーのコードを融合させたクロッグ、モーターサイクルブーツとのハイブリッドとなるスニーカー、メゾンのロシャンボー農場で作られた新たなカウボーイブーツなどが新登場。

バッグは、キャンバス地にマルチカラーのコミックモチーフを一面に施したレター型のアドレスタグを付けたものや、ネオングリーンの「キープオール」、オレンジの「ロックイット」、フラスコ付きでパープルのモーターサイクルバッグなどをそろえた。メゾンが伝統的に衣類を収納するために使用していたソフトカバーにヒントを得たというバッグや、大理石彫刻専門の職人が一点物のモノグラム・ブリーフケースに彫り上げた大理石のブリーフケース、折り紙の船を模した白やブルーのレザーのボートバッグ、メゾンのエンブレムを粘土の色で描いたバッグ、宮殿の間仕切りのムール貝をあしらったレザーバッグ、ソフトトランクなども見られた。