life
Life beyond style

CASE時代(※)の黎明期において、人と自動車の本質は浮き彫りになった。産業革命の要となったモビリティ産業に限らず、 どの産業でも起きている現象だが、これまでの大量生産・消費、効率主義、資本主義のキーワードが、サステナビリティという言葉に覆されている。この利他的な発想による変革がより良い社会への足がかりになることは間違いない。しかし、利他的な発想によって自己を失いかねないことも事実。考え方の変革、テクノロジーの変革がもたらすであろう素晴らしい世界に、人間の本質ー魂に突き動かされる「とにかく好き。とにかく嫌い」という感情ーが取り残されては元も子もない。※CASE時代コネクティビティ(接続性)の「C」、オートノマス(自動運転)の「A」、シェアード(共有)の「S」、そしてエレクトリック(電動化)の「E」の自動車のトレンド4つの頭文字をとり、それらを包括的に考える時代。

 

 

水は高いところから低いところへ流れる。風の吹くまま、気の向くままに。からだの自然を説いたこの言葉の通り、外的情報で押しつぶされた人間の最も根源的な部分を忘れてはいけない。それがサステナビリティ、テクノロジーと結びついてはじめて、「車離れ」と言われるこの時代に本当のモビリティ革命がもたらされる。

 

 

レヴァンテ。「風」の名を冠するMaseratiのSUVは、穏やかな風から時折り突風へと変化する地中海の風に着想し、圧倒的なパワーとスムーズなコントロールを携えている。モビリティ産業を中心とする「モーターバレー」であるイタリアはモデナに本社を構えるMaseratiの100年余りの歩みがそれを裏打ちする。レーシングでその名を確固たるものとしたもののみが語れる「パフォーマンス」、レーシングのスポーツカーと一般車の融合、つまりはスポーツカーの性能を取り入れ長距離旅を可能にする「グランドツーリズム(大旅行)」、の概念の導入にいち早く目をつけ、イタリアでの製造の長い歴史が紡いだ「イタリアンラグジュアリー」の3つのコアをMaseratiは宿す。

雄大な自然の美しさに潜むは恐れ。逆に言えば、恐れこそその偉大さを物語る。日本の象徴である富士山がそれを物語るように、自然が生んだ神々のみが持つことを許される「トライデント」のロゴが示すのは、王者の証しと畏怖の念。絶妙なカーブのデザインが美しいMaserati特有のフォルムに映える「トライデント」が堂々たる精神を胸に焼きつける。

 

Maseratiのレースへの情熱と、勇敢な魂が宿った滑らかで重厚なボディと力強い顔つきが、それを形容する言葉よりも流暢に自然と調和する。人は異次元のスピードを知覚し、心奮われる。人や物を運ぶモビリティの実用性はもちろん、自然と一体化するレヴァンテの走りは、想像以上に気持ちがリセットされる。

極上のイタリアンレザーの香りが漂う広々としたスペースは心の豊かさの象徴。ドライバーの心を掻き立て、余裕ある走りを実現するレヴァンテは、新時代よりも一歩先へと向かっていく。