style
Where the runway meets the street

ブランド:DIOR(ディオール)

キム・ジョーンズ(Kim Jones)がムッシュ ディオールとの「対話」にフォーカス。ユニークな伝統をモダンに再解釈し、メゾンの過去と未来を繋ぐようなルックを揃えた。カナージュやレオパード、スズランなどのサインとシンボルや、アーカイブに着想を得た刺繍が目を引き、「JOIE DE VIVRE(生きる喜び)」をアクセントとして表現。パリの空の色を表したというグレーとパステルのグラデーションや、アイコニックな「バー」ジャケットをマスキュリンに再解釈するなど、ジョーンズならではの大胆さが光った。

ルックでは、時の流れと、過去・現在・未来を橋渡しするデザイナーたちの繋がりを表現した。アウターは、現代的なスポーツウェアとテクニカル素材を、フォーマルに仕上げたほか、スターやローズ、カナージュ、レオパード、スズラン、チェーンなど、ムッシュ ディオールによるサインやシンボルがコレクション全体に登場。ダイヤモンドとエメラルドのチェーンブレスレットを斬新でデコラティブに表現したジュエリーも目を引く。

ビルケンシュトックとコラボレーションしたサンダルを新たに発表。コルクとラテックスのフットベッドを採用した「トキオ」と「ミラノ」の2型を、それぞれフェルトとスエードで仕上げ、今シーズンのキーカラーでメゾンのアイコンでもある「ディオール グレー」を採用した。ラバーのディテールと、「サドル」バッグに用いるバックルをあしらったほか、ソールは「ディオール オブリーク」モチーフとビルケンシュトックのシグネチャーでもあるボーンパターンを組み合わせたデザインが特徴だ。

「サドル」バッグに加え、新作となる「ディオール コロール」トートや、メゾンのハットデザイナーに就任して25年を迎えるスティーブン・ジョーンズによるヘッドピースもお披露目された。