style
Where the runway meets the street

ブランド:JIL SANDER(ジル サンダー)

キールック:パステルカラーとブラック、ジュエルボタンが施されたオーバーシルエットのビッグカラーコートは細めのパンツをブーツインし合わせるなど、コントラストの効いたスタイリングが目立った。ユニフォームにインスパイアされ、防水性のあるコットンを使用したコートやトレンチは首元にスカーフをまといマリンルックを彷彿とさせる。1920年代に女性写真家・フローレンス・アンリ(Florence Henri)が撮影したポートレートがプリントされたジャケットやニット、「mother」と書かれたハンドメイドのネックレスなども印象的だ。

テーマ:この一年で都会での生活に変化が起こった。プライバシーが必要とされる世の中で改めて感じる家族や友人と触れ合うことの大切さ。ブランドのデザインにおいての核となる「相反するものの共存」を軸に、同じ感性を持つ写真家・アンリのポートレートや、ミニマルなデザインに存在感のあるシルバージュエリーや貝殻の装飾を施すなど、ハンドメイドとテクニカルなワークをコレクション内で融合させた。