待望のRichardson Magazine10号目発売 記念コレクションも
ブランド:Richardson(リチャードソン)
アート、カルチャー、セックスマガジン、「Richardson Magazine(リチャードソン・マガジン)」の10号目となる「A10: The Morality Issue」が9月11日(土)に発売。
今号の表紙は、黒人でトランスジェンダーモデルのドミニク・シルバー(Dominique Silver)ことナターシャ・ドリームズ(Natassia Dreams)。ロングインタビューでは、ポルノスターのナターシャ・ドリームズとしての別のキャリア、文化におけるトランス・アイデンティティの進化や、進歩的なコミュニティを自称していてもセックスワークに対する保守主義とスティグマが根強いことなどを初めて公に語った。
セックス・ポジティブ・フェミニズム(セックスをポジティブに捉える運動)のアーティスト、ペニー・スリンガー(Penny Slinger)の初期の重要作品のケーススタディや、アメリカ人インターディシプリナリーアーティスト、フランシス・スターク(Frances Stark)の作品を紹介。精神分析学を専門とするジェイミソン・ウェブスター(Jamieson Webster)によるエッセイ「In Male Sexuality: A Dire Continent」では、C.Taylor Crothersが撮影した1990年代のソロオリティ(アメリカの大学の社交クラブ)の入会儀式の写真と共に、男性のセクシュアリティと「有害な男らしさ」の概念的な関連性を批判している。
黒人で詩人・ミュージシャン・ゲイでもあり、SF小説家としても知られるサミュエル・デラニー(Samuel Delany)の新作「Big Joe」からの抜粋や、アーティストのダーヤ・バハジッチ(Darja Bajagić)は、NO!アート運動の創始者であるボリス・ルーリーについて語る。ルーリーは反消費主義的な立場と、ホロコーストの生存者としての経験に根ざした過激な内容のコラージュ作品のために、生前はアートの世界から無視されていたアーティスト。
「Porn Noise: In Praise of Shadows」では、アメリカと日本のノイズミュージックのアーカイブを深掘りしながら、エクストリームミュージックというジャンルの歴史におけるハードコア・ポルノの美的意義を説明する。
エロティック・アーキビストであり、経験豊富なポルノグラファーであるダイアン・ハンソン(Dian Hanson) へのインタビューでは、膣の洞窟画から、初期の自慰行為防止装置の試み、アメリカのポルノのゴッドファーザーの脱獄未遂まで、⻑いポルノグラフィーの歴史を振り返る。
ポール・マッカーシー(Paul McCarthy)とデイモン・マッカーシー(Damon McCarthy)による未発表の映画作品「The story Coach Stage Stage Coach」を特集。⻄部劇をテーマにした本作では、マッカーシーがロナルド・レイガン役を演じ、ナンシー・レイガン、アダムとイブ、イエス・キリスト、リンタンなどのキャラクターが登場する。
A10号の発売に際し、昨年活動を再開したオリバーによるブランド「Hood by Air」によるプロジェクト「Anonymous club(アノニマス・クラブ)」とコラボレーションした限定カプセルコレクションを発売。グレン・ルッチフォードが撮り下ろしたシルバーの写真に、オリバーとのインタビューテキストや、A10のエディトリアルから抜粋したテキスト、グラフィック、RichardsonとAnonymous Clubのロゴをプリントした、Tシャツ、クロップドT, ロングスリーブTシャツ、フーディを展開する。
Anonymous Clubとコラボした初アビ記念イベントもNYで開催。オリバー、ミスター・バケーション(Mister Vacation)、トータルフリーダム(Total Freedom)などのDJに加え、スペシャルゲストも登場予定。
カラー:ホワイト、ブラック
カラー:ブラック
カラー:ホワイト
カラー:ブラック、ホワイト
発売日:9月11日(土)
取扱店舗:Richardson公式オンラインストア / Richardson Tokyo / Bonjour Records