style
Where the runway meets the street

ブランド:SHINYAKOZUKA(シンヤコヅカ)

キールック:LOOK2に登場するパンツやLOOK4のジャケットなど、デザイナーが夢で見たというペインターのイメージを投影したアイテムが目を引く。LOOK9のDickiesとのコラボアイテムでは、Dickiesとしては珍しい生地感のセットアップが登場。コレクション全体としてはオーバーサイジングなアイテムが目立ちシルエットも楽しめる。

内容:小塚は「理由は必要だが、意味が無くても素敵」という考えをもとに、「ファッションには『何故そうした』は必ずあるが『それをして何になる』を求めるのは違っており、無駄に付いて見えるボタン一つが自分の美意識に響き、意味が無くとも素敵に見えると考えた。コラージュアーティスト、ヤビク・エンリケ・ユウジ(Yabiku Henrique Yudi)や『Dickies(ディッキーズ)』とのコラボレーションを今シーズンも継続し、それを主軸としたコレクションを進行していたが、今回の軸となる『理由』とするには『余りにも希薄』だと感じていた。その最中に『今回のルックブックの撮影を行っていて、絵画を模したニットをペインターらしきモデルが気難しそうにそれを見ている』という夢を見た。以前にも一度同じようなことがあり、学生時代の卒業制作が始まる直前に自分のランウェイの夢を見て実際にその夢にならって製作した」と語った。夢からの着想により、さまざまな要素をコレクションに落とし込んだため、タイトルはなく、「意味が無くても素敵」と思ってもらえれば幸せだという。