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Where the runway meets the street

ブランド:GIVENCHY(ジバンシィ)

GIVENCHY は12月9日(金)、2023年フォールコレクションを発表した。
クリエイティブ・ディレクターのマシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)は、自身が生まれ育ったカリフォルニアのリラックスした在り方や美学と、パリで同ブランド創設者ユベール・ド・ジバンシィ(Hubert de Givenchy)が築いたエレガンスの「対話」を続けてきた。
今回、キーとなるルックは、力強さがありながらフェミニンなテーラリングと構築的な枠を超えた「ノンシャラン」(仏語で呑気などの意)な雰囲気を体現。タキシードジャケットにはヴィンテージ加工のデニムカーゴパンツを合わせたほか、サテンジャケットにはルーズなシルエットのパンツ、センシュアルなブラウスにはカーゴスタイルのポケット付きペンシルスカートなどの組み合わせがお目見えした。
スリムなレザーパンツにシャープなブラックレザートレンチを合わせたルックも登場。2023年春夏コレクションのランウェイに登場したカジュアルなレイヤードシルエットは、オールホワイトで再登場した。メゾンのシンボルとなる4Gロゴは、シースルーのバックスタイルが特徴的なブラックドレスで表現した。リボンなどのクチュール風の装飾は、ジャージーやストレッチシフォンで軽やかにモダンに再解釈。

「Cut-Out」バッグはラインストーンで飾り付けた。ウィメンズの新しいシグネチャーバッグでパリジェンヌのホーボーバッグをイメージした「ヴォワイユー」には、ツートンカラーの新バージョンが登場。「G-Hobo」、「Cut Out」、「4G」などのシグネチャーバッグは、黒のパテントレザーやスパークリングピンクなどのバリエーションをラインナップした。

メンズは、伝統と現代性のコントラストを自由に表現。テーラリングは、2023年春夏コレクションのランウェイに登場したルックをさらに発展させ、実用的でリラックスしたムードを継続。テーラードジャケットにはデニムやミリタリーパンツを合わせ、伝統的な素材と後染めしたナイロンなどの技術的な素材をミックスし4Gエンブレムを埋め込むなどした。新たなハードウェア「G-Clip」も登場した。